株価指数先物【寄り前】 底堅さを見極めての押し目待ち狙いのロング対応
大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 69980 -70 (-0.09%)
TOPIX先物 4029.5 +7.0 (+0.17%)
シカゴ日経平均先物 69910 -140
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
17日の米国市場は、NYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が下落。米連邦公開市場委員会(FOMC)では予想通り政策金利を4会合連続で据え置いた。ただ、政策金利見通しが「年内利下げ1回」から「利上げ1回」に転じたほか、ウォーシュFRB(米連邦準備制度理事会)議長による就任後初の記者会見はタカ派的な発言と受け止められた。米長期金利が上昇するなかで、終盤にかけて売りが優勢となった。また、トランプ米大統領がイランとの暫定合意は最終的なものではないとの見解を示したことで、WTI原油先物が1バレル=76ドル台後半に上昇したことも重荷になった。
NYダウ構成銘柄では、キャタピラー<CAT>、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>、JPモルガン・チェース<JPM>、メルク<MRK>の4銘柄のみが上昇。半面、セールスフォース<CRM>、マイクロソフト<MSFT>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>、IBM<IBM>、ホーム・デポ<HD>、シャーウィン・ウイリアムズ<SHW>が軟調。なお、スペースX<SPCX>は上場後初の下落となった。
シカゴ日経平均先物の清算値は大阪比140円安の6万9910円だった。17日取引終了後の日経225先物(9月限)のナイトセッションは、日中比30円高の7万0080円で始まった。直後につけた6万9790円を安値にロングが強まり、米国市場の取引開始後に7万0500円台に乗せると、終盤にかけて7万1000円まで買われる場面もみられた。しかし、引け間際に軟化して7万円を割り込り、6万9980円でナイトセッションの取引を終えている。
シカゴ先物にサヤ寄せする形で、売り先行で始まりそうだ。ナイトセッションでは7万1000円まで買われたものの、FOMCでの政策転換とウォーシュFRB議長のタカ派発言を受けて引け間際に軟化した。ただ、7万円を挟んでの推移が目立っているため、同水準での底堅さを見極めながらの押し目待ちのロング対応となりそうだ。米国で半導体やAI(人工知能)関連株の一角が売られた影響はありそうだが、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が1.3%高だったこともあり、売り一巡後は押し目買い意欲の強さを見極めることになろう。
日経225先物は引き続き、上向きで推移するボリンジャーバンドの+1σ(6万8340円)と+2σ(7万1230円)とのレンジを継続。+2σに沿ったトレンドを形成していることもあり、ショートを仕掛けにくくさせよう。日米の金融イベントを通過したことでアク抜けの動きも意識されやすいだろう。米国とイランは19日にスイスで暫定和平合意に正式署名する準備を進めている。双方の主張に大きな食い違いがあるとして、いったん持ち高圧縮に伴うロングの解消が入りそうだが、ショートに傾けるポジションは控えておきたい。
週足では+1σ(6万6490円)と+2σ(7万1470円)とのゾーンを続けている。19日の米国とイランの署名式を無事に通過するまでは、+2σ突破からの上値追いのロングは限られそうであり、オプション権利行使価格の6万9000円から7万1500円辺りのレンジを想定する。
17日の米VIX指数は18.44(16日は16.41)に上昇した。16.02まで下げる場面もみられたが、その後の上昇で25日移動平均線(17.49)を上抜け、一時18.84まで上昇して200日線(18.59)を上回る場面もみられた。依然としてボトム水準ではあるが、200日線を明確に突破して75日線(20.40)を捉えてくる局面では、ややリスク回避に向かわせそうだ。
17日のNT倍率は先物中心限月で17.41倍(16日は17.34倍)に上昇した。17.17倍まで低下する場面もあったが、+1σ(17.12倍)と+2σ(17.60倍)とのレンジ内での推移を継続。指数インパクトの大きい半導体やAI関連株の強い動きにより、押し目ではNTロングの組成に向かわせており、17.45倍まで上昇する場面もみられている。
株探ニュース