19日の株式相場見通し=7万2000円台視野、米半導体株高支えにリスクオン継続へ
19日の東京株式市場で日経平均株価は一段高の見通し。7万2000円台への突入と連日の最高値更新が視界に入る。予想レンジは7万1500円~7万2500円。
前日の米株式市場で主要3指数はそろって上昇。NYダウは72ドル高と小反発にとどまったが、ナスダック総合株価指数は1.9%高となり、S&P500種株価指数も1%を超す上昇となった。東京市場では前日にすでに織り込まれた話となるが、米国とイランが戦闘終結に向けた覚書に署名した。ホルムズ海峡を通過するタンカーの増加により、原油供給が正常化に向かうとの見方から米原油先物相場が下落。投資家のリスク許容度を高め、株買いを誘発した。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は6%を超す上昇となり、最高値を更新している。大阪取引所の夜間取引で日経平均先物9月限は7万2000円で終了。シカゴ市場で9月物は7万2070円で終えた。19日朝方の東京市場で日経平均株価はこれらの水準が意識され、米半導体株高を支えに続伸スタートが見込まれる。
注目銘柄はフジクラ<5803>だ。AIデータセンター向けの光ファイバーケーブルの需要急拡大の恩恵を受ける銘柄として注目を集めてきた銘柄だったが、5月14日の決算後に急落しチャート形状は悪化した。前日の引け後には27年3月期業績予想の上方修正を発表。最終利益はこれまでの減益予想から一転、過去最高益を更新する見通しを示している。PTS(私設取引システム)で同社株は大幅高となっているが、19日の日中に同様の好反応を示し、反騰攻勢を強めた際には、AI半導体関連株のサポート要因として働きそうだ。日経平均そのものに関しては前日まで6連騰で急ピッチな上昇となっている。7万2000円台に乗せた際には、短期的な過熱感が意識され、上値を抑制する要因となる公算が大きい。
18日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比72ドル15セント高の5万1564ドル70セントと反発。ナスダック総合株価指数は同496.27ポイント高の2万6517.93だった。
日程面では国内では寄り前に5月の全国消費者物価指数と4月27~28日開催分の日銀金融政策決定会合の議事要旨が公表される予定。海外ではドイツの5月生産者物価指数の公表を控える。中国と香港、台湾市場は端午節で休場。米国市場もジューンティーンス(奴隷解放記念日)の祝日で休場となる。