SOX指数の最高値更新で半導体やAI関連株にらみの相場展開/オープニングコメント
19日の日本株市場は、買い先行で始まった後は半導体やAI関連株にらみの相場展開になりそうだ。18日の米国市場はNYダウが72ドル高、ナスダックは496ポイント高だった。トランプ米大統領とイランのペゼシュキアン大統領は17日、戦闘終結に向けた暫定合意の覚書に署名した。合意の発効受けた原油安や金利安が好感され、半導体株を中心に買われた。シカゴ日経225先物(9月限)は大阪比830円高の72070円。円相場は1ドル=161円30銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買いが先行して始まることになりそうだ。日経225先物(9月限)はナイトセッションで買い先行で始まり、その後71190円と下落に転じる場面もみられたが、米国市場の取引開始後は強い基調が続き、終盤にかけて72220円まで上げ幅を広げた。米国では半導体株が買われて、フィラデルフィア半導体(SOX)指数は最高値を更新しており、本日も東エレク<8035>やキオクシアHD<285A>などに資金が向かいやすいだろう。
日経平均株価は前日に71398円まで買われる場面もみられており、上向きで推移するボリンジャーバンドの+2σ(71258円)に沿ったトレンドを続けている。同バンドを明確に上抜けてくるようだと過熱感が警戒されやすく、強弱感が対立する可能性はあるだろう。ただ、半導体やAI関連株にらみの相場展開のなかでは、先物主導で上へのバイアスが強まることも考えられるため、売り仕掛け的なトレードは控えておきたい。
19日の米国市場はジューンティーンス(奴隷解放記念日)の祝日で休場になるため、海外勢のフローが限られる可能性がある。週末要因もあって持ち高調整に伴う利益確定の動きはありそうだが、押し目狙いでの対応になろう。また、半導体やAI関連株への利益確定が強まったとしても先高期待の強い相場展開のなかでは、出遅れている景気敏感株などへのリバランスの動きが意識されてくる可能性はありそうだ。
《AK》