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話題株ピックアップ【夕刊】(1):フジクラ、新電元、キオクシア

注目
2026年6月19日 15時41分

■サンコール <5985>  2,014円  +364 円 (+22.1%)  本日終値

サンコール<5985>が上値指向を鮮明にしている。同社は自動車メーカー向けに精密ばねを供給するサプライヤー。27年3月期は減収減益予想だが、直近で光通信用のコネクターに関し、中国で生産能力を増強すると一部で報じられた。背景にあるのはデータセンターに関連する需要拡大だという。株価は5月下旬以降、断続的に売りに押されていたが、1400円近辺で下げ止まった後は復調に向かった。データセンター向けの光ファイバーケーブルや光部品を手掛ける銘柄に改めて脚光が集まる地合いのなかで、5日移動平均線と25日移動平均線がゴールデンクロスを形成したこともあって、投資家の物色意欲が一段と高まることとなった。

■フジクラ <5803>  5,161円  +700 円 (+15.7%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率2位

フジクラ<5803>がストップ高。18日の取引終了後に27年3月期の連結業績予想について、売上高を1兆2430億円から1兆4620億円(前期比23.7%増)へ、営業利益を2110億円から3100億円(同64.3%増)へ、純利益を1560億円から2290億円(同45.7%増)へ上方修正し、最終利益を一転増益予想としたことを好感した買いが流入した。上期において、情報通信事業で想定していなかったハイパースケーラーからの光コンポーネント製品のプロジェクト受注や売価アップがあり、また、懸念された水素不足の影響が緩和されることで計画を大幅に上回る見込みであることが要因。また、下期においても上期に実現した売価アップ及び水素不足の影響緩和の継続が見込まれることが寄与する。

■新電元工業 <6844>  3,945円  +515 円 (+15.0%)  本日終値  東証プライム 上昇率4位

新電元工業<6844>が大幅高で5連騰。この日はマドを開けて急伸し節目の4000円を突破した。同社はホンダ<7267>を主要取引先とするサプライヤーで、電装品を供給するとともにパワー半導体にも展開する。ホンダ系サプライヤーと言えば、武蔵精密工業<7220>の株価がデータセンター(DC)向けの蓄電装置の成長期待で急変貌を遂げたことを想起する投資家が多い。新電元の27年3月期は経常減益予想となっているが、同社は情報・通信領域ではインフラ設備向けのリチウムイオン電池システムや、DCの消費電力削減に寄与するパワー半導体などを取り扱っている。PBR(株価純資産倍率)はプライム銘柄ながら0.5倍台と低水準であることも相まって、割安でかつDC向けビジネス拡大の余地がある銘柄として着目されるようになり、物色人気化につながったようだ。

■キオクシア <285A>  108,600円  +11,700 円 (+12.1%)  本日終値  東証プライム 上昇率5位

キオクシアホールディングス<285A>が7連騰。10万円の大台に乗せた、上場来高値の更新を続けている。前日の米株式市場においてフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が6%を超す上昇となり、最高値を更新。半導体メモリーで同業のサンディスク<SNDK>が急騰したほか、マイクロン<MU>も大幅高となっている。米国とイランの戦闘終結合意を機に、世界的に株式市場がリスクオンに傾くなかで、AI半導体関連株への資金流入が顕著となっており、キオクシアの株価を一段と押し上げた。同社は2024年12月18日に上場。フシ目の10万円は公開価格1455円と比べると約69倍。昨年大納会の終値は1万435円で、10万円は年初来では約9.6倍の水準となる。

■アンリツ <6754>  4,333円  +311 円 (+7.7%)  本日終値

アンリツ<6754>が大幅反発。SMBC日興証券が18日、アンリツの目標株価を3300円から4600円に増額修正した。投資評価は3段階で真ん中の「2」を継続している。AIデータセンター向けの光トランシーバー需要が、これまでの想定を上回って推移していると指摘。同証券はアンリツの28年3月期の営業利益予想について、221億円から256億円に引き上げた。

■リガクHD <268A>  2,820円  +180 円 (+6.8%)  本日終値

リガク・ホールディングス<268A>が大幅反発。19日朝に関東財務局に提出された大量保有報告書で、米国の投資顧問会社コロンビア・マネジメント・インベストメント・アドバイザーズと共同保有者による株式保有割合が8.56%と新たに5%を超えたことが判明しており、これを受けて思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は投資一任契約に基づく純投資としており、報告義務発生日は6月15日となっている。

■KPPGHD <9274>  1,018円  +50 円 (+5.2%)  本日終値

KPPグループホールディングス<9274>が急反発。18日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を300万株(自己株式を除く発行済み株数の4.81%)、または36億円としており、取得期間は7月1日から11月30日まで。株主還元の充実及び資本効率の向上を図るとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするために実施する。

■伊勢化学工業 <4107>  3,910円  +155 円 (+4.1%)  本日終値

伊勢化学工業<4107>が反発。きょう付の日本経済新聞朝刊で「政府は18日、2035年までに薄くて曲がる次世代型の『ペロブスカイト太陽電池』を政府施設で最大7万キロワットを導入する目標を発表した」と報じられており、これを好材料視した買いが入ったもよう。記事によると、同日開かれた関係府省庁の連絡会議で示されたとしており、国が率先して使い始めることで、普及の足掛かりとするのが狙いという。同社はペロブスカイト太陽電池の原材料となるヨウ素の国内最大手であることから、普及への期待から買われているようだ。

■ヤマダホールディングス <9831>  675.3円  +25.8 円 (+4.0%)  本日終値

ヤマダホールディングス<9831>は6日ぶり反発。SMBC日興証券が18日付で投資評価を「2(中立)」から「1(アウトパフォーム)」へ、目標株価を620円から840円へ引き上げた。業界全体でエアコンが2027年問題を受けて好調に推移し、冷蔵庫や洗濯機も従前比で復調しているため、高粗利な白物家電の牽引で27年3月期は各社良好な見通しが可能だろうと指摘。エディオン<2730>との統合の決断も今後のアップサイドポテンシャルとした。

■フジシール <7864>  2,843円  +97 円 (+3.5%)  本日終値

フジシールインターナショナル<7864>が続伸。岡三証券は18日、同社株のレーティングを「中立」から「強気」に引き上げた。目標株価は3000円から3800円に見直した。各リージョンで原材料は問題なく調達できているとみており、同証券では27年3月期の連結営業利益を前期比13.4%増の232億円(会社計画222億円)と予想。低採算製品の見直しや工場における省人化・生産性向上などの効果を織り込んだ。28年3月期の同利益は250億円と予想している。「資本コストを意識した経営」を実践しており、その成果が顕在化するとみている。

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