話題株ピックアップ【昼刊】:PowerX、北川精機、Jフロント
■パワーエックス <485A> 2,200円 +400 円 (+22.2%) ストップ高 11:30現在
パワーエックス<485A>が切り返し急、カイ気配スタートで4日ぶりに大きく反発している。株価は5月下旬の株式分割権利落ち後に急激な調整を強いられ、時価(前週末終値時点)は5月11日の上場来高値5576円70銭(分割修正後株価)から約67%の大幅下落を余儀なくされていた。きょうは満を持してリバウンドに転じている。前週末取引終了後、同社は豊田通商グループのエレマテック(東京都港区)からベトナムを仕向地とする大型定置用蓄電システムを受注したことを発表した。初の海外市場への供給案件となる。受注金額は約17億円としており、26年12月期に売上高に計上する予定。これを手掛かり材料に投資マネーの再攻勢を誘発した。
■北川精機 <6327> 6,190円 +1,000 円 (+19.3%) ストップ高 11:30現在
北川精機<6327>が急反騰しストップ高の6190円に買われている。前週末19日の取引終了後に、26年6月期の連結業績予想について、営業利益を8億1000万円から8億5000万円(前期比36.4%増)へ、純利益を5億9000万円から6億1000万円(同54.8%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を14円から20円(前期12円)へ引き上げたことを好感した買いが流入している。売上高は従来予想の66億円(前期比6.0%増)を据え置いたものの、国内外向けのプリント基板関連プレス装置やシステムストッカーが牽引役となり売上高が計画通り順調に進捗していることに加えて、工場稼働率が高水準で推移し生産効率が向上していることや、製造プロセスの改善による原価低減などが寄与する。
■ワシントンホテル <4691> 3,010円 +476 円 (+18.8%) 11:30現在
ワシントンホテル<4691>は6連騰。約1カ月半ぶりに上場来高値を更新した。アパホールディングス(東京都港区)が19日付で関東財務局に提出した変更報告書で、ワシントンH株の保有割合(共同保有分を含む)が7.49%から8.72%へ増加したことが判明した。保有目的は「純投資」としている。報告義務発生日は6月12日。これを受けて思惑的な買いが入っているようだ。
■Jフロント <3086> 2,971.5円 +465 円 (+18.6%) 11:30現在 東証プライム 上昇率2位
J.フロント リテイリング<3086>が急伸し、年初来高値を更新した。前週末19日の取引終了後、シンガポールに拠点を置く投資顧問会社3Dインベストメント・パートナーズがJフロントの株式について、新たに5%を超えて保有していることが明らかとなり、思惑視された。同日、関東財務局に提出された大量保有報告書によると、3Dインベストメントの保有比率は5.10%。報告義務発生日は12日。報告書において3Dインベストメントは重要提案行為などを行う可能性がある、と記載している。
■GMO <9449> 3,546円 +546 円 (+18.2%) 11:30現在 東証プライム 上昇率3位
GMOインターネットグループ<9449>が急反騰している。前週末19日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。上限を1600万株(自己株式を除く発行済み株数の16.32%)、または300億円としており、取得期間は6月22日から来年6月21日まで。資本効率の向上や企業価値の拡大を目的とするほか、06年から07年にかけてローンクレジット事業の撤退に伴う資本増強に際して発行した約3835万株の取得・消却の早期実行を図るためとしている。
■テラプローブ <6627> 14,440円 +1,700 円 (+13.3%) 11:30現在
テラプローブ<6627>は13%超の急騰を演じたほか、日本マイクロニクス<6871>、日本電子材料<6855>など半導体検査用プローブカードを手掛ける銘柄に投資金が集中し軒並み急騰している。生成AIの急成長を背景にAI半導体の需要が沸騰状態にあるが、特にGPU(画像処理半導体)とセットで搭載されるHBM(高帯域メモリー)の世代交代に伴う需要が高水準で、これに伴う最先端半導体などに対する検査ニーズの高まりが関連銘柄の株価を強く刺激している。日本マイクロはモルガン・スタンレーMUFG証券が今月11日に目標株価を1万9000円に引き上げるなど、今の好収益環境を裏付けている。
■TOTO <5332> 9,235円 +845 円 (+10.1%) 11:30現在
TOTO<5332>が続伸し連日の上場来高値更新となっている。きょう付の日本経済新聞朝刊で「半導体製造装置向け部材事業に今後5年程度で800億円規模を投資する」と報じられており、これを好材料視した買いが入っている。記事によると、数世代先とされる回路線幅1ナノメートル(10億分の1メートル)台の演算用ロジック半導体の製造技術に焦点を当てた研究開発を進めるとしており、半導体関連事業を牽引役とする業績拡大への期待感が高まっているようだ。
■荒川化学工業 <4968> 2,398円 +215 円 (+9.9%) 11:30現在
荒川化学工業<4968>が4連騰、新値街道をまい進している。時価は2017年12月以来約8年半ぶりの高値圏を走っている。ロジン(松脂)を活用した技術を核にファイン・エレクトロニクス分野で需要を獲得。特にAIデータセンター向けの先端半導体材料の洗浄剤などで時流を捉えている。業績は25年3月期を境に収益回復トレンドが目覚ましい。営業利益は2.4倍増益を達成した26年3月期に続き、27年3月期も前期比32%増の33億円予想と快調だ。AI関連の高成長株でありながら、PBRが0.7倍台と解散価値を大きく下回っていることで見直しムードが急速に高まっている。
■ファナック <6954> 8,100円 +627 円 (+8.4%) 11:30現在
ファナック<6954>、安川電機<6506>が高い。政府が策定を目指す新たな成長戦略で、戦略17分野への官民投資を2040年度までに総額370兆円規模とする方向で調整していると、この週末に複数メディアが伝えた。報道によれば、この投資総額のうち、フィジカルAI分野に対しては10兆5000億円をかけるという。これが材料視され、週明けの株式市場ではフィジカルAIに絡むロボット関連株へ物色が向かい、関連中核に位置づけられるファナック、安川電のほか、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が急伸。装着型ロボットの開発で知られる菊池製作所<3444>がストップ高カイ気配となっている。
■扶桑化学工業 <4368> 4,920円 +330 円 (+7.2%) 11:30現在
扶桑化学工業<4368>が破竹の8連騰、5月27日に形成した上場来高値4740円を約1カ月ぶりに更新した。リンゴ酸やクエン酸などの果実酸大手で世界首位級だが、半導体用シリコンウエハー研磨材として重要な役割を担う「超高純度コロイダルシリカ」のニッチトップサプライヤーとしてマーケットの注目度が高まっている。超高純度コロイダルシリカは半導体製造の重要工程であるファイナルポリッシングスラリー(CMP研磨工程で使用する研磨液)として使われ、AIデータセンター関連投資の拡大が追い風となっている。27年3月期は売上高、営業利益ともに2ケタ成長で過去最高を更新する見込みだが、同社の場合は化学セクターの中でも利益率の高さが際立っていることが特長だ。
■ヨコオ <6800> 6,370円 +320 円 (+5.3%) 11:30現在
ヨコオ<6800>は大幅高で4連騰。新値追いとなっている。前週末19日の取引終了後、半導体検査関連事業のコア製品であるコンタクトプローブの生産能力増強を図る投資を決議したと発表した。今月から順次発注を開始し31年3月期まで日本、マレーシア、ベトナムの3拠点に合計約76億円を投じる計画としており、将来の業績への寄与を期待した買いが集まっている。うち、約38億円は29年3月期までに投資する。
■グリムス <3150> 2,519円 +99 円 (+4.1%) 11:30現在
グリムス<3150>は続伸している。前週末19日の取引終了後、光通信<9435>傘下の光通信による株式保有比率が6.17%から7.18%に上昇したことが明らかとなり、思惑視した買いが入っている。関東財務局に提出された変更報告書によると、報告義務発生日は6月12日。保有目的は「純投資」としている。
■トクヤマ <4043> 5,293円 +169 円 (+3.3%) 11:30現在
トクヤマ<4043>は反発している。前週末19日、韓国ロッテケミカルとの合弁会社である韓徳化学がフォトレジスト用現像液であるテトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAH)の新製造拠点となる平沢工場の起工式を開催したと発表した。韓徳化学は将来的にTMAHの生産能力を現状から約5割向上させる計画を立てており、材料視した買いが優勢になっている。同工場は2027年9月から営業運転を始める。
■積水樹脂 <4212> 2,439円 +66 円 (+2.8%) 11:30現在
積水樹脂<4212>は続伸している。前週末19日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、ロンドンに本拠を置く投資会社ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドと共同保有者による保有割合が8.17%から9.18%に上昇したことが判明しており、これを受けて需給思惑的な買いが入っているようだ。保有目的は、「投資及び経営陣に対する経営の助言並びに状況に応じて重要提案行為などを行うこと」としており、報告義務発生日は6月12日となっている。
■プロシップ <3763> 1,727円 +22 円 (+1.3%) 11:30現在
プロシップ<3763>が続伸している。この日、新リース会計基準及び関連税制への対応を可能とするSaaS型ソリューション「ProPlus+」が、東洋紡<3101>の新リース会計基準対応のシステム基盤として採用されたと発表しており、好材料視されている。IFRS第16号(リース)対応において、既に100社を超える豊富な導入実績を有している点や、納入実績のなかで蓄積された知見やノウハウが、システムの標準機能に反映され充実した機能群を備えている点などが評価されたとしている。
■サツドラHD <3544> 963円 +150 円 (+18.5%) ストップ高買い気配 11:30現在
サツドラホールディングス<3544>がカイ気配。同社は前週末19日の取引終了後、MBO(経営陣が参加する買収)を実施すると発表した。三菱商事<8058>系の丸の内キャピタルの傘下で株式取得を目的に設立されたテラがサツドラHDに対し、非公開化を目的として1株1220円でTOB(株式公開買い付け)を実施する。サツドラHDの株価はTOB価格にサヤ寄せしている。買付期間は22日から8月3日まで。買付予定数の下限は416万5800株で、上限は設定しない。TOBが成立した場合、所定の手続きを経てサツドラHDは上場廃止となる見通し。東京証券取引所は6月19日付でサツドラHDを監理銘柄(確認中)に指定した。
●ストップ高銘柄
ヒーハイスト <6433> 1,441円 +300 円 (+26.3%) ストップ高 11:30現在
QDレーザ <6613> 3,020円 +500 円 (+19.8%) ストップ高 11:30現在
フジクラ <5803> 6,161円 +1,000 円 (+19.4%) ストップ高買い気配 11:30現在
テクノフレックス <3449> 10,540円 +1,500 円 (+16.6%) ストップ高 11:30現在
など、14銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース