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中国政府、アンソロピックの「クロード・コード」にセキュリティ上のバックドア脆弱性が存在と発表

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2026年7月8日 21時16分

中国政府のサイバーセキュリティ機関、国家情報セキュリティ脆弱性共有プラットフォームは8日、アンソロピックの「クロード・コード」にセキュリティ上のバックドア脆弱性が存在すると発表した。

4月から6月に公開された複数バージョンにおいて、組み込まれた監視メカニズムがユーザーの同意なく位置情報や身元情報などの機密情報を遠隔サーバーへ送信する恐れがあるとして、深刻な脅威を警告。利用者に対し、同ソフトのアンインストールや最新版への更新を勧告した。

この発表に先立ち、先週にはアリババ<BABA>が、今週金曜日から社員による同ツールの業務利用を全面的に禁止する旨を社内に通知していた。

背景には、先週オンライン掲示板上で、アンソロピックが中国からのアクセスを特定するためのコードをソフト内に密かに組み込んでいたとの投稿があった。これに対し、同社社員はX(旧ツイッター)上で、3月に開始した実験の一環だったと釈明。認可されていない再販業者によるアカウント悪用防止や、自社モデルの出力を利用して新たなモデルを学習させる「モデル蒸留」からの保護が目的だったと説明している。同社は今年2月以降、アリババを含む複数の中国AI研究機関がこの不正な蒸留を行っていると非難してきた。

中国国内での同社サービスは、一般利用の承認を得ておらず、同社側も安全保障上の理由からアクセスを制限している。しかし、海外のプロキシ経由で利用する中国の研究者やエンジニアの間で根強い人気を誇り、企業が費用を補助する事例も多いという。

アンソロピック側は今回の発表に対するコメント要請に直ちには応じていないが、中国企業へのアクセスは元より認めていないとの立場を崩していない。次世代技術の主導権を巡る米中間の覇権対立は、生成AIツールの安全性を舞台にさらなる激化を見せている。

株探ニュース

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