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伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 7月12日版

市況
2026年7月12日 14時15分

日経平均は7月末に6万1197円以下を目指す

1. 7万2831円を戻り高値に値幅を伴った調整場面に

前回の本コラムでは、本年の 日経平均株価は「7月の月足が陰線引けする」、「6月22日の史上最高値7万2831円が本年の最高値になるか、少なくとも11月まで7万2831円を超えずに推移する」、「7月はジグザグに天井を確認する値動きとなって、8月以降に下げるか、積極的な下げ場面になるかのどちらか」という展開になる、と述べました。

6月22日以降の下げの下値の目安は、「(1)6月3日~6月11日の下げ幅と同程度の値幅(6451円幅)になる地点(6万6380円)」、「(2)2月26日~3月31日の下げ幅と同程度の値幅(8774円幅)になる地点(6万4057円)」、「(3)2024年7月11日~2025年4月7日と同程度の値幅(1万1634円幅)になる地点(6万1197円)」などが挙げられます。

「(1)」の6万6380円まで下げて押し目をつける展開になる場合、現在の下げは「6月3日~11日」、「5月14日~20日」と同様、はっきりとした弱気の流れを作らずに5~7営業日程度の短い期間の調整で終了して、上昇を開始後、一気に戻り高値を超える動きになると考えられます。

6月22日以降のジグザグの下げは、7月8日までですでに13営業日を経過して、ジグザグに上値、下値を切り下げる弱気パターンを形成しています。これは7万2831円が強い抵抗になって、上昇の流れがいったん終了したことを明確に示しています。現在の下げは、6万6380円で押し目をつける展開を考えにくいと言えます。

「(2)」の6万4057円まで下げて押し目をつける展開も考えにくい動きです。

目先が7月8日安値の6万6819円以下へ下げてさらに一段安となる場合、6万4000円を大きく下回る地点が下値目標値になります(6月24日以降の反発幅を6月24日の安値から引いた地点、6月29日以降の反発幅を6月29日の安値から引いた地点を大きく下回る場所が下値目標値になります)。

目先が6万6819円以下へ下げて、その後も下げの流れを明確にする動きになる場合、「(2)」の目標値である6万4057円という中途半端な値位置で止まる展開を考えてにくい状況になります。

以上のことを考慮すると、6月22日以降の下げは「(3)」の6万1197円を目指す動きになると推測できます。

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