株価指数先物【寄り前】 半導体株軟化でショートを誘う形に
大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 67600 -1260 (-1.82%)
TOPIX先物 4062.5 -34.0 (-0.82%)
シカゴ日経平均先物 67795 -1065
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
15日の米国市場は、NYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。前日の6月の米消費者物価指数(CPI)に続き、本日発表の6月の米卸売物価指数(PPI)も予想を下回る内容だった。米連邦準備理事会(FRB)による早期の利上げ観測が一段と後退するなかで、大型テック株などに買いが入った。
NYダウ構成銘柄では、アップル<AAPL>やアルファベット<GOOG>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>、マイクロソフト<MSFT>、スリーエム<MMM>が買われた。半面、シスコシステムズ<CSCO>、IBM<IBM>、ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>、トラベラーズ<TRV>、キャタピラー<CAT>が軟調。NYダウ構成銘柄ではないが、マイクロン・テクノロジー<MU>やアプライドマテリアルズ<AMAT>など半導体株の一角が売られ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の下落率は2%を超えている。
シカゴ日経平均先物(円建て)の清算値は、大阪比1065安の6万7795円だった。14日取引終了後の日経225先物(9月限)のナイトセッションは、日中比100円安の6万8760円で始まった。直後につけた6万8770円を高値にショート優勢となり、6万8200円~6万8650円辺りで保ち合いを継続。米国市場の取引開始後に下へのバイアスが強まり、一気に6万7100円まで下落幅を広げた。終盤にかけては6万7920円まで下げ幅を縮める場面もみられたが、上値は重く、日中比1260円安の6万7600円でナイトセッションの取引を終えた。
シカゴ先物にサヤ寄せする形で、日経225先物は売りが先行することになりそうだ。米国では大型テック株が買われた一方で、半導体株が弱い値動きになったため、指数インパクトの大きいアドバンテスト<6857>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]、キオクシアホールディングス<285A>[東証P]などの重荷になり、先物市場ではショートを誘う形になりやすいだろう。
日経225先物はボリンジャーバンドの-1σ(6万7780円)と中心値の25日移動平均線(6万9400円)とのレンジを継続しているが、ナイトセッションで同バンドを割り込んできた。売り一巡後は-1σ水準での底堅さの見極めとともに、押し目待ちのロング対応に向かわせそうである。一方で、同バンドが抵抗線として意識されてくると、-2σ(6万6150円)とのレンジを想定したショートが膨らむ可能性がありそうだ。
バンドが収斂してきたことでトレンドが出やすいタイミングでもあり、現時点では下へのトレンドが強まる展開を警戒しておきたい。週足では13週線(6万5760円)と+1σ(6万9520円)とのゾーンとなるため、13週線辺りを狙ったショートを誘いそうである。そのため、オプション権利行使価格の6万5500円から6万8500円辺りのレンジを想定する。
15日の米VIX指数は15.67(14日は16.50)に低下した。一時16.57まで切り上げたが、その後は低下傾向となった。下向きで推移する25日線(17.02)、75日線(17.99)が抵抗線として機能している状況では、リスク選好に傾きやすいだろう。
15日のNT倍率は先物中心限月で16.80倍(14日は16.78倍)に上昇した。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の上昇が日経平均株価を牽引しており、相対的に日経平均型優位の展開だった。一時16.85倍まで切り上げて-1σ(16.87倍)に接近してきたが、米半導体株が売られた流れのなかでは、-2σ(16.51倍)を意識したNTショートに振れやすい。米国市場でSKハイニックス<SKHY>のADR(米預託証券)は9%下落しているため、連動性が高まっている韓国市場をにらんでの対応となりそうだ。
株探ニュース