話題株ピックアップ【夕刊】(1):ニチレイ、セブン&アイ、博報堂DY
■ニチレイ <2871> 2,135.5円 +109 円 (+5.4%) 本日終値 東証プライム 上昇率3位
ニチレイ<2871>が大幅続伸。この日から冷蔵倉庫の入出庫業務を再開していることが好材料視された。同社は13日に、不正アクセスによるシステム障害により、ニチレイロジグループ各社の冷蔵倉庫の入出庫業務やニチレイフーズの冷凍食品出荷業務に支障が生じていることを発表していたが、きょうから順次再開しているという。
■セブン&アイ <3382> 2,080円 +73 円 (+3.6%) 本日終値 東証プライム 上昇率8位
セブン&アイ・ホールディングス<3382>は大幅続伸。きょう午前9時5分ごろ、一部報道を巡り、ポーランドのコンビニエンスストア最大手への出資に関する検討協議を行っていることは事実と発表しており、材料視した買いが集まった。今回の件について、日本経済新聞電子版が16日に「セブン&アイ・ホールディングス(HD)はポーランドのコンビニエンスストア最大手、ジャプカ・グループに出資する方向で最終調整に入った」と伝えていた。ジャプカ・グループはポーランド国内でコンビニ約1万店舗を展開しているという。
■博報堂DY <2433> 1,268.5円 +40 円 (+3.3%) 本日終値
博報堂DYホールディングス<2433>が続伸し、年初来高値を更新した。グループの博報堂と博報堂テクノロジーズはきょう、実購買ログデータを活用した新ソリューション「Jitsulog Chat(ジツログ チャット)」を開発したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。このソリューションは、アマゾン・ドット・コム<AMZN>の日本法人が保有するファーストパーティーインサイト(ショッピングやストリーミングなどの履歴に基づく、個人が特定されない形で抽出・集約されたオーディエンスインサイト)をもとに生成したAIペルソナとのチャット形式での対話を通じ、生活者インサイトの分析やマーケティングプランニングを可能にするもの。ソリューションの中核となる実購買ログデータに基づいたAIペルソナの生成及びチャットボット化に関する技術は、博報堂が特許を取得しているという。
■任天堂 <7974> 7,294円 +214 円 (+3.0%) 本日終値
任天堂<7974>は全体波乱相場のなかで逆行高を演じた。春ごろから加速した世界的なAIラリーが変調をきたしている。米国のフィラデルフィア半導体株指数(SOX)をはじめ、半導体関連株の影響が大きい日経平均株価、韓国KOSPIはそろって6月下旬に最高値をつけ、これ以降は下げ基調が続く。きょうの日経平均は急落し、およそ1カ月ぶりの安値圏に沈んだ。こうしたなか、これまで売り込まれてきたバリューや内需など「非AI銘柄」に見直し買いの機運が台頭。既に物色は広がりをみせているが、きょうはその一つ、ゲーム関連株にスポットライトが当たっている。任天堂は7000円割れ水準では根強く買いが流入し、下げ止まりの気配を漂わせるなかで一時5%近く上昇。カプコン<9697>も大きく水準を切り上げ、バンダイナムコホールディングス<7832>、コナミグループ<9766>、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>も堅調に推移している。
■日本郵船 <9101> 5,706円 +166 円 (+3.0%) 本日終値
日本郵船<9101>や商船三井<9104>、川崎汽船<9107>などが買われ、海運株が東京証券取引所の業種別指数で上昇率トップとなっている。中東情勢が再び緊迫の度合いを高めるなか、ホルムズ海峡の再封鎖で運賃が上昇するとの思惑から買われたようだ。
■トーモク <3946> 4,325円 +80 円 (+1.9%) 本日終値
トーモク<3946>は反発し、年初来高値を更新した。16日の取引終了後、今期から3月末を基準日とする株主優待制度を新設すると発表した。300株以上を保有する株主を対象とし、継続保有期間が1年以上3年未満の場合はQUOカード1万円相当、3年以上の場合は1万5000円相当を贈呈する。また、今年8月末を基準日として300株以上を保有する株主にQUOカード1万円相当を贈る特別記念優待を実施するとしており、これらを好感した買いが集まった。
■エリアリンク <8914> 894円 +12 円 (+1.4%) 本日終値
エリアリンク<8914>が反発。16日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、英ロンドンに拠点を置く投資顧問会社ゼナーアセットマネジメントの株式保有割合が8.22%から9.80%に上昇したことが判明しており、これを受けて思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は「投資を主な目的とするが、企業価値向上を目的として発行者の経営陣、社外取締役その他の関係者との対話及び意見交換を行うことがある。また、ガバナンス、サスティナビリティまたは業務・資本効率の改善に関する提言を行う場合がある」としており、報告義務発生日は7月9日となっている。
■ULSグループ <3798> 563円 +5 円 (+0.9%) 本日終値
ULSグループ<3798>は堅調。16日取引終了後、サントリーホールディングス(大阪市北区)にAI駆動開発基盤「Cognition Platform」を導入したと発表した。この開発基盤は米Cognition AIが提供しているもの。ULSグルプは、同企業の日本初パートナーとして30社を超える国内企業を支援した実績がある。これが手掛かりとなったようだ。
■オロ <3983> 2,195円 +18 円 (+0.8%) 本日終値
オロ<3983>が反発。この日、開発者向けのシステム連携・開発・実行基盤「Synqlet」(シンクレット)の提供を開始したと発表しており、好材料視された。「Synqlet」はノーコードツールでは実現しづらい複雑なシステム連携を、TypeScriptによるハイコード開発で自在に構築・実行できる開発者向けのシステム連携・開発・実行基盤。連携処理の全体像をフローで可視化しつつ、処理の中身はコードで柔軟に記述できるとしており、ノーコードでは届かない柔軟な連携を実現するとしている。
■オートバックスセブン <9832> 1,509円 +8 円 (+0.5%) 本日終値
オートバックスセブン<9832>は堅調に推移。16日の取引終了後、福島県で車検・整備事業及び車販売事業を手掛ける佐々木自動車(福島市)を完全子会社化したと発表しており、好感した買いが入った。同社がグループに加わることで、地域・エリアごとの整備ネットワークの構築及び顧客接点の拡大につながり、重要な事業ドメインと位置付ける車検・整備事業及び車販売事業の競争力強化に資すると判断した。
株探ニュース