<マ-ケット日報> 2026年7月17日
17日の市場は日経平均が大幅続落。終値は前日比2694円安の6万4141円で6月8日以来の安値となった。前日の米市場で引続き半導体が売られた流れから同セクター中心に一段と売りが強まった。AI・半導体株ブームの象徴のひとつであるキオクシアがストップ安で張り付くなど、同社を含めアドテスト、東エレク、SBG、イビデンまでの5社で日経平均を1800円も押し下げた。まさに逆AI相場といえるが、中東情勢不安も相まって本日は余計に下げてしまったようだ。
昨日の米国市場は半導体関連株中心に売りが出てダウ平均は3日ぶりに反落した。台湾の半導体受託生産大手TSMCが予想を大幅に上回る決算を発表しながらも下落。市場は相当な期待値を織り込んで来たようで先週のサムスン電子同様に短期的には知ったら終いという流れになっている。一方、ダウ平均は下げながらも半導体株から流れた資金が消費関連株に向かったことで下値は限定的。ハイテク株の多いナスダック指数はダウ平均の7倍の下落率を演じている。
さて、東京市場は世界的な半導体中核銘柄の相次ぐ決算発表売りに理想買い終了をまざまざと感じさせる1日となった。AI・半導体各社の業績の伸びは今後も続くものの勢いという点では今年前半でピークを打った感はありそう。日経平均のチャートもそれを示すように直近2週間の弱もち合いを本日の大陰線で下放れ、下値75日移動平均線に達するなど今までにない押しで祭りの終わりを暗示している。
7月第2週 前週 前々週
「個 人」
現 金 ▲1500 ▲5180 3562
信 用 862 ▲1187 5941
「海外投資家」 4929 3662 ▲12378 「法 人」 生・損保 ▲22 87 ▲406
都・地銀 ▲96 ▲357 ▲305
信託銀行 2315 92 273
投 信 ▲6273 661 3305
事業法人 862 1022 ▲2669
「自 己」 ▲420 561 2908
* 単位 億円 ▲は売り越し
7月第2週の日経平均は2週ぶりに反落。週間安値は6万6000円台に達するなどAI・半導体株ブームが過熱感のあまり波乱状態に入っている様子を窺わせている。この週は外国人が日本株を2週連続で買い越した。それでも下げたのは投信(主にETF)の分配金捻出売りがあったためと思われる。(ストック・データバンク 編集部)