<マ-ケット日報> 2026年7月28日
28日の市場は日経平均が大幅反落。終値は前日比2566円安の6万2364円で5月21日以来の安値となった。前日の米半導体株安を受けて売りが先行。半導体動向の感応度の高い韓国総合株価指数の大幅安も加わって日経平均は序盤からみるみる下げ幅を広げて行った。中国国有企業が先端AIに続き半導体製造装置(露光装置)の製造を始めたと報じられたことも圧迫材料となった。個別ではキオクシアがストップ安を演じるなど半導体ブーム一巡を象徴する動きとなっている。
昨日の米国市場は原油相場の下げに支えられてダウ平均は続伸した。この日トランプ大統領がイランへの大規模攻撃を当面見送ると発信したことから原油相場が下落。ダウ平均は一時600ドルを超える上げ幅を示現した。一方、紅海側の海峡封鎖とサウジへの攻撃が続き原油相場の下げも限定的。ダウ平均も徐々に上げ幅を縮めて行った。AI・半導体関連株の調整が続きこの日は特に中国との競争激化の半導体製造装置株の下げが目立つ。ナスダック指数は4日続落へ。
さて、東京市場は改めてAI・半導体の過剰投資を意識する展開となった。主要企業がいずれも好決算を発表した後の株価下落で、新規上場、大型増資も相次ぎ需給も悪化。設備投資も空前の金額を計上しており株式、設備ともに資金が集中し過ぎたようである。もちろん需要は依然として大きいがマーケットとしては最高の状態を織り込み済み。75日線割れで中期トレンドも終わった感がある。(ストック・データバンク 編集部)