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【杉村富生の短期相場観測】 ─休み明けに狙う厳選7銘柄!

市況
2026年9月20日 9時15分

「休み明けに狙う厳選7銘柄!」

●シルバーウィークがアク抜けに?

シルバーウィークである。株式市場は9月19日~23日の5連休となる。通常、長い休みの前はリスク回避の姿勢を強め、手控えムードが広まるものだが、今回は違う。買い気が旺盛だ。とりあえず、ELEMENTS <5246> [東証G]、ネクソン <3659> [東証P]、キオクシアホールディングス <285A> [東証P]が狙い目となろう。

なにしろ、全般相場は6月中旬以降、ずっとサマーバカンスに入っていた。日経平均株価は6月22日に、7万2831円(ザラバベース)の史上最高値を付けて以来、調整中だ。しかし、ここにきて打たれ強くなっている。7月29日の安値6万0448円を下回ることはない。利上げ、イラン戦争(インフレリスク)などはかなり織り込んだのではないか。

大手証券の一部には「現在の状況は1987年10月のブラックマンデー時に酷似している」とし、「ショック安に備えよ」と叫んでいるストラテジスト(戦略家)がいる。確かに、1987年は就任早々のグリーンスパンFRB(米連邦準備制度理事会)議長がFRBの改革と同時に、利上げを断行し、西ドイツ(当時)が追随した。不協和音(国際協調の乱れ)である。

しかし、ブラックマンデーの本質はドル不安だった。現状はドルが強い。それに、FRBをベッセント財務長官が監督(FRB議長と毎週協議)している。ウォーシュFRB議長の“暴走”はあり得ない。もっと言えばショック安とは予期せぬ出来事である。事前に予測できる事象がショック安を招く事例は過去にない。もちろん、予兆はみられるが……。

金融面ではECB(欧州中央銀行)が政策金利を2.50%に、FRBがFF(フェデラル・ファンド)レートの誘導目標を3.75~4.00%に、日銀が政策金利を1.25%とした。いずれも、0.25%(25ベーシスポイント)の利上げである。今後の見通しについてはECB、FRBともに、「イラン情勢次第」とコメントしている。

●なぜ、いま、NTTを取り上げるのか?

ただ、日銀は様相が異なる。日銀幹部は「金融正常化に加え、インフレ対応を」と語っている。さらに、円安阻止の“圧力”もある。この結果、ターミナルレート(利上げ局面において、マーケットが最終的に予想する金利水準)は来年春には2.0%程度まで切り上がったのではないか。2~3回の利上げを想定していることになる。

いや~、これは無理ではないか。リフレ政策の高市政権が介入するのは間違いないだろう。アメリカサイドは露骨な内政干渉を行っている。国の政策との整合性を求めるのは当然ではないか。それと、年間50兆円ペースの日銀による国債保有額の圧縮(QT)が長期金利の上昇につながっている事実がある。イギリスはQTをやめた。日銀は決断するだろう。

物色面はどうか。まず北川鉄工所 <6317> [東証S]だ。工作機械用パワーチャック(加工物保持装置)の国内トップ企業である。ロボットハンド、半導体電子部品向けに需要が増えている。2027年3月期は当初、36.1%最終減益、大幅減配(102円→64円)予想だったが、増益に転換(1株利益は359.5円に)、配当は110円を予定する。

次はグローバルセキュリティエキスパート <4417> [東証G]である。AI(人工知能)の普及はサイバーセキュリティの重要性を高めている。1株利益(EPS)成長率が高いのが魅力だ。さらに、網屋 <4258> [東証G]とは資本・業務提携を行っている。運用監視にAIを活用、営業利益率30%を目標にしている、という。

ナブテスコ <6268> [東証P]は産業ロボット用精密減速機の大手(世界シェア6割)だ。フィジカルAI(人工知能とロボティクスの融合)時代を迎え、同社の存在感は無視できない。2026年12月期は11.7%増収、53.6%最終増益が見込まれている。1株利益は207.5円(前期は131.6円)となる。配当は2円増の82円を計画している。

最後に、NTT <9432> [東証P]を取り上げておこう。エッ?と驚かれるかもしれないが、チャートをみると、その強さが理解できるだろう。直近の安値は6月23日の142.6円だ。そこを安値に、9月18日には180.1円の高値まで買われた。ITサービス、データセンターなどの分野を評価すべき、と思う。16期連続増配は「すばらしい」に尽きる。

2026年9月18日 記

株探ニュース

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