本日注目すべき【好決算】銘柄 アドテスト、きんでん、NEC (29日引け後 発表分)
7月29日の引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
アドテスト <6857> [東証P] ★今期最終を42%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆27年3月期の連結最終利益を従来予想の4655億円→6600億円に41.8%上方修正。増益率が24.0%増→75.8%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。AI関連半導体の生産増加や複雑化を背景にテスタ需要が拡大する中、半導体向け検査装置の販売が伸び、売上高が計画を20.7%上回ることが利益を押し上げる。特に推論用AI半導体向けのテスト需要が想定を大きく上回る見通し。
きんでん <1944> [東証P] ★4-6月期(1Q)経常は77%増益で着地
◆27年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比76.6%増の154億円に拡大して着地。堅調な建設需要背景に、配電工事や情報通信工事、環境関連工事、発・変電所工事など幅広い分野で施工が増加し、大幅な増益を達成した。
東エレデバ <2760> [東証P] ★今期経常を20%上方修正、配当も21円増額
◆27年3月期の連結経常利益を従来予想の113億円→136億円に20.4%上方修正。増益率が15.9%増→39.5%増に拡大する見通しとなった。半導体需要の拡大を背景に、半導体及び電子デバイス事業で産業機器向けを中心に販売が好調なうえ、需給逼迫に伴う製品の長納期化や価格上昇への懸念から受注が想定を上回ることを織り込んだ。コンピュータシステム関連事業ではネットワーク関連製品、保守・監視サービス、セキュリティ関連製品の販売が伸びる。
業績好調に伴い、上期配当を従来計画の39円→60円(前年同期は35円)に大幅増額し、年間配当は129円になる。配当利回りは3.72%に上昇。
一工薬 <4461> [東証P] ★今期経常を15%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆27年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の50億円→76億円に52.0%上方修正。ハイエンドサーバー向け低誘電樹脂材料やリチウムイオン電池用途の負極用水系複合接着剤などの高付加価値品が大きく伸びる。価格改定の浸透や中東情勢を背景とした一部製品における一時的な需要増加もプラスに働く。
上期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の110億円→126億円に14.5%上方修正。増益率が6.1%増→21.5%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
併せて、低誘電樹脂材料の供給体制強化に向けて、約100億円の設備投資を実施すると発表。
小森 <6349> [東証P] ★4-6月期(1Q)経常は45%増益、配当を25円増額
◆27年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比45.2%増の9億円に拡大して着地。欧州で紙器印刷機や印刷後加工機が伸びたほか、中華圏では大手顧客向けにオフセット枚葉印刷機の販売が好調だった。為替差損益が改善したことも利益を押し上げた。
業績好調に伴い、年間配当を従来計画の75円→100円(前期は70円)に大幅増額修正した。
併せて、半導体製造装置向けチラー(恒温循環装置)の開発・販売を手掛ける丸山チラーの全株式を取得し子会社化すると発表。
湖北工業 <6524> [東証S] ★上期経常を38%上方修正・2期ぶり最高益更新へ
◆26年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の22.8億円→31.5億円に37.8%上方修正。増益率が76.3%増→2.4倍に拡大し、2期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。リード端子がAIサーバーやデータセンター向けに好調に推移したうえ、材料上昇の価格転嫁や生産効率改善が進んだことが要因。光部品・デバイス事業における海底ケーブル向け新製品の採用増加に加え、円安進行で為替差益が発生したことも利益を押し上げた。
NEC <6701> [東証P] ★4-6月期(1Q)最終は2.6倍増益で着地
◆27年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比2.6倍の496億円に急拡大して着地。国内ITサービスでDX支援サービス「ブルーステラ」が官公庁や金融分野向けに伸びたほか、5月に新規連結化した米CSGの業績上積みが収益を押し上げた。航空宇宙・防衛部門が好調を維持したことも利益拡大に大きく貢献した。
エンプラス <6961> [東証P] ★4-6月期(1Q)経常は2.9倍増益で着地
◆27年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.9倍の24億円に急拡大して着地。主力のセミコンダクター事業が収益を牽引した。AIサーバー向けでAIエージェントの普及を背景にGPUやASIC関連の成長が加速したうえ、新たにCPU関連の需要を取り込んだ。また、自動車用部品で注力する低騒音・高効率ギヤソリューションビジネスの拡販が進んだことも大幅増益につながった。
上期計画の39.5億円に対する進捗率は60.9%に達しており、業績上振れが期待される。
株探ニュース