ダウ先物は反発 ナスダック100は大幅反発=米国株
米株価指数先物(9月限)(NY時間08:40)(日本時間21:40)
ダウ先物 51943(+178.00 +0.34%)
S&P500 7395.75(+44.50 +0.61%)
ナスダック100先物 27777.00(+435.00 +1.59%)
きょうの米株価指数先物市場、ダウ先物、S&P500、ナスダック100とも反発。特に時間外でIT・ハイテク株に買い戻しが強まっており、ナスダック100は大幅反発となっている。
投資家はIT・ハイテク大手の決算内容を消化するとともに、前日のFOMCでの政策金利据え置きや、中東での戦闘再開を受けた前日の急落からの持ち直しを期待している。
前日引け後に発表のIT・ハイテク大手の決算はまちまち。マイクロソフト<MSFT>はアジュールの好調を背景に株価は上昇。一方、メタ<META>は第3四半期の売上高見通しが予想を下回り、第2四半期のフリーキャッシュフロー(FCF)が91%減少したことを受け売りが強まっている。ただ、IT・ハイテク株全体には波及していない。
投資責任者は「これは2つの異なるAI投資戦略を映し出している。一方は積極投資を続けながら利益を拡大しているのに対し、もう一方は投資コストが収益を圧迫している」と指摘。また、「マイクロソフトの決算は、成長鈍化への懸念が行き過ぎだった可能性を示した一方、メタは広告事業こそ堅調だが、投資家の信頼を取り戻すにはコスト管理を強化し、AI投資の収益性をより安定して示す必要があることを示した。
本日は引け後にアマゾン<AMZN>、アップル<APPL>が決算を発表する。
市場では前日のFOMCを引き続き材料視。政策金利が据え置かれたものの、3人の委員が利上げを主張して反対票を投じた。一方、ウォーシュ議長は「インフレに対して利上げだけが手段ではない」との見解を示した。米国債市場では、政策金利に敏感な短期ゾーンの利回りが低下する一方、長期ゾーンが上昇する、いわゆる「ツイスト・スティープ化」が進んでいた。FRBのインフレ対応がビハインド・ザ・カーブに陥ることへの警戒感が意識されている状況。短期金融市場では9月FOMCでの利上げ確率が従来のほぼ100%から約65%へ低下している。
エコノミストは「FRBは辛抱強く様子見姿勢を維持しており、今後数カ月の経済指標を見極める方針だ」と指摘。9月会合は依然として“ライブ”であり、インフレ圧力の高まりを示すデータが出れば行動を起こす可能性がある」と述べている。
なお、先ほど第2四半期のGDP速報値や6月のPCE価格指数、そして米新規失業保険申請件数が公表されていた。GDPはプラス1.5%に減速し、予想を下回ったものの反応は限定的。個人消費は上向き、企業の設備投資も堅調だった。
メタ<META>が決算を受け時間外で下落。売上高が予想を上回り、その大半を占める広告収入も予想を上回った。ただ、株価は時間外で冴えない反応。ガイダンスも公表し、第3四半期の売上高見通しが予想を下回ったほか、通期の設備投資の見通しでレンジ下限を引き上げた。AIへの巨額投資を巡る投資家の懸念を一段と強める内容との受け止めのようだ。
マイクロソフト<MSFT>が決算を受け時間外で上昇。クラウド事業が依然として好調で、予想を上回る増収となった。同社のコンピューティング・インフラやAIサービスが企業向けで引き続き浸透していることを示した。アジュールの売上高も43%増加し、予想を上回る伸びとなった。
通信機器のクアルコム<QCOM>が決算を受け下落。第4四半期の1株利益の見通しが予想を下回ったことが嫌気されている。部材不足やコスト上昇が打撃になっていることが浮き彫りになった。
(NY時間08:50)(日本時間21:50)時間外
クアルコム<QCOM> 149.79(-5.89 -3.78%)
アップル<AAPL> 335.29(-2.90 -0.86%)
マイクロソフト<MSFT> 426.94(+36.40 +9.32%)
アマゾン<AMZN> 233.70(+7.05 +3.11%)
アルファベットC<GOOG> 333.30(-2.46 -0.73%)
アルファベットA<GOOGL> 334.32(-2.39 -0.71%)
テスラ<TSLA> 304.30(+5.98 +2.00%)
スペースX<SPCX> 115.75(+3.20 +2.84%)
メタ<META> 528.77(-56.84 -9.71%)
エヌビディア<NVDA> 193.85(+3.84 +2.02%)
AMD<AMD> 454.80(+25.24 +5.88%)
イーライリリー<LLY> 1185.04(-24.98 -2.06%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース