株価指数先物【寄り前】 -1σと-2σとのレンジ内でのスキャルピング
大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 63470 -360 (-0.56%)
TOPIX先物 3927.5 -31.5 (-0.79%)
シカゴ日経平均先物 63390 -440
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
3日の米国市場は、NYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。トランプ米大統領がイランに対する攻撃計画を中止したことで、中東情勢を巡る懸念が和らいだ。WTI原油先物価格は1バレル=80ドル台に下落し、米長期金利は低下。投資家心理が改善するなかで、マイクロソフト<MSFT>やアルファベット<GOOG>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>など大型テック株の上昇が目立った。
NYダウ構成銘柄では大型テック株のほか、ボーイング<BA>、シャーウィン・ウイリアムズ<SHW>、エヌビディア<NVDA>が買われた。半面、マクドナルド<MCD>、メルク<MRK>、シェブロン<CVX>、アップル<AAPL>、アムジェン<AMGN>が軟調。NYダウ構成銘柄ではないが、コヒレント<COHR>、マーベル・テクノロジー<MRVL>、クアルコム<QCOM>、アドバスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>などが買われ、フィラデルフィア半導体指数(SOX)の上昇率は1%を超えている。
シカゴ日経平均先物(円建て)の清算値は大阪比440円安の6万3390円だった。3日取引終了後の日経225先物(9月限)のナイトセッションは、日中比60円安の6万3770円で始まった。直後につけた6万3790円を高値にショート優勢の流れとなり、米国市場の取引開始時には6万2110円まで下げ幅を広げた。ただし、売り一巡後は終盤にかけてショートカバーが入る形で下げ幅を縮め、日中比360円安の6万3470円でナイトセッションの取引を終えた。
シカゴ先物にサヤ寄せする形で、日経225先物は売りが先行することになりそうだ。3日の米国市場は強い値動きとなったが、トランプ大統領によるイランへの攻撃停止、これを受けた原油先物の下落については前日の段階で織り込まれていた。一方で、日米両政府による追加の円買い介入を巡る思惑が手掛けにくくさせる面はありそうである。
下向きで推移するボリンジャーバンドの-2σ(6万1250円)と-1σ(6万3870円)とのレンジ内での推移が意識されやすいだろう。-1σを上抜けて75日移動平均線(6万5160円)を捉えてくる展開では戻り待ち狙いのショートとなり、-2σに接近する局面ではその後のカバーを狙った押し目待ち狙いのロング対応に向かわせそうだ。
週足では-1σ(6万3330円)での攻防をみせており、同バンドを上回っての推移が目立つようだと、中心値となる13週線(6万6220円)とのゾーンが意識されやすい。反対に-1σ水準で上値の重さがみられる局面では、-2σ(6万0440円)が射程に入ってくるだろう。決算発表がピークを迎えるなかで積極的にポジションを傾けてくる動きは限られ、スキャルピング中心のトレードになる。そのため、オプション権利行使価格の6万3500円を中心とした上下の権利行使価格となる、6万1500円から6万5500円のレンジを想定。
3日の米VIX指数は15.86(31日は15.99)に低下した。一時15.54まで下げる場面もみられており、7月10日につけた14.96が射程に入っている。楽観は禁物だが、中東情勢を巡る警戒感が和らぐなかでは、リスク選好に向かわせやすいだろう。
3日のNT倍率は先物中心限月で16.12倍(31日は15.98倍)に上昇した。抵抗線として機能していた-1σ(16.02倍)を上回ってきたことで、NTロングでのスプレッド狙いに向かわせやすく、目先的には中心値となる25日線(16.58倍)のほか、75日線(16.53倍)辺りまでの上昇が意識されそうだ。
株探ニュース