話題株ピックアップ【夕刊】(1):PowerX、キオクシア、Syns
■パワーエックス <485A> 2,404円 +287 円 (+13.6%) 本日終値
パワーエックス<485A>が急伸。この日、ENEOSホールディングス<5020>傘下のENEOS Powerが整備する特別高圧系統用蓄電所向けに、大和ハウス工業<1925>グループの大和エネルギーより、蓄電システムを受注したと発表。これを材料視した買いが集まった。静岡市清水区にあるENEOSの清水油槽所敷地内に蓄電所が新設される。2028年度の運転開始を予定。大和エネルギーが蓄電所のEPC(設計・調達・建設)を担う。PowerXが受注したのは、系統用蓄電システム「Mega Power 2700A」合計40台。合計蓄電容量は109.7メガワット時で、一般世帯1万300世帯の1日分の電力消費に相当するという。
■キオクシア <285A> 54,570円 +4,690 円 (+9.4%) 本日終値 東証プライム 上昇率3位
キオクシアホールディングス<285A>が後場に上げ幅を拡大。日銀は18日まで開いた金融政策決定会合で、市場の大方の予想通り、政策金利を引き上げて1.25%とした。利上げは6月会合以来、3カ月ぶりとなる。浅田統一郎審議委員と佐藤綾野審議委員の2人が反対に回った。また、18日の会合には城内実経済財政相が出席した。全会一致での決定ではなく反対が2人となったことを受け、マーケットでは日銀の姿勢がハト派的とみる向きがあり、緩和的環境の継続を期待し、半導体関連株を物色する動きとなった。なお、声明文では基調的な物価上昇率について、2%の物価安定目標を超えて上振れていくリスクがあると指摘。今後の政策運営に関し、経済・物価・金融情勢に応じて、引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していく、といった言及もあり、総じてタカ派的だとする見方も市場には存在している。
■Synspective <290A> 1,563円 +134 円 (+9.4%) 本日終値
Synspective<290A>が大幅高。この日の寄り前に、三菱重工業<7011>と小型SAR衛星「StriX(ストリクス)」2機に関する打ち上げサービス契約を締結したと発表しており、好材料視された。この契約に基づき、Synsは27年後半に日本の基幹ロケット「H3ロケット」による「StriX」の軌道投入を予定している。国内のフラッグシップ機を選択することで、迅速なコンステレーションの構築に向けた強固な輸送基盤を確保し、独自の衛星コンステレーション構築に向けた展開を更に加速させるとしている。
■アドバンテスト <6857> 32,050円 +1,810 円 (+6.0%) 本日終値
アドバンテスト<6857>やレーザーテック<6920>など半導体関連の一角が買われ、軒並み高となった。前日のニューヨーク市場では原油先物相場と金利の上昇が一服したことを受け、投資家心理が改善。更に、グローバルファウンドリーズ<GFS>がマーベル・テクノロジー・グループ<MRVL>向けの生産拡大を発表し、両社の株価が大きく上昇した。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は3%を超す上昇で終了しており、東京市場においても半導体関連株への買い戻しが誘発される形となったようだ。東京エレクトロン<8035>やKOKUSAI ELECTRIC<6525>なども堅調に推移している。
■バイセル <7685> 3,070円 +156 円 (+5.4%) 本日終値
BuySell Technologies<7685>は大幅続伸。17日の取引終了後、8月の月次概要を発表した。仕入高は出張訪問買取セグメントが前年同月比61%増の18億3500万円、店舗買取セグメントが同40%増の28億6800万円となり、両セグメントともに増加基調を継続していることが好感された。出張訪問買取セグメントでは高単価商材の買取点数が堅調に推移。店舗買取セグメントはリピート獲得やマーケティング強化などにより査定数が増えたほか、店舗数の増加や第2四半期(4~6月)からのDelightZの新規連結が仕入高を押し上げた。同時にリユース品買取店舗「買取専門東京市場」を20店舗(2026年9月現在)運営するHKSビクトリージャパン(鹿児島市)を10月30日に完全子会社化すると発表しており、こちらも株価の支援材料となっているようだ。取得価額は概算で合計5億2500万円。鹿児島県を中心とした九州地域の店舗数増加による買取チャネルの強化などを図る。なお、26年12月期の業績に与える影響は軽微だという。
■QPSホールディングス <464A> 1,775円 +84 円 (+5.0%) 本日終値
QPSホールディングス<464A>は5日続伸。子会社のQPS研究所が17日、イタリアのレオナルド・グループ傘下のTelespazioとイタリア宇宙機関が出資するe-GEOS社と戦略的協業を開始したと発表しており、株価の支援材料となったようだ。自然災害への緊急対応やインフラ監視などにおける現場ニーズに応え、迅速な情報提供と高度な解析を可能とするサービスの開発を目指す。更に、今回の協業の一環として、QPS研究所はe-GEOSが全世界での独占販売権を有するイタリア宇宙機関及びイタリア国防省のCOSMO-SkyMed(コスモ・スカイメッド)コンステレーションのSAR(合成開口レーダー)データの提供・販売を行う。また、QPS-SARコンステレーションのSARデータをe-GEOSの一部顧客に対し、提供・販売する。
■エクサウィザーズ <4259> 955円 +43 円 (+4.7%) 本日終値
エクサウィザーズ<4259>は堅調。17日の取引終了後、住友電気工業<5802>子会社の住友電装と生産現場で稼働するAIエージェント群の共同開発を始めたと発表しており、好感した買いが入った。今年度中に海外拠点で実証を行い、来年度にグローバル全面展開することを目指す。両社は8月から複数のAIエージェントの構築を開始。生産ラインのカメラ映像や設備データから生産ペースの低下や異常の予兆をリアルタイムに検知する「監査AI」、現場リーダーへ的確な介入を促す「介入AI」、熟練者・リーダーとの対話を通じ現場の暗黙知を蓄積する「レビューAI」を開発する。
■九州FG <7180> 1,678円 +53 円 (+3.3%) 本日終値
九州フィナンシャルグループ<7180>は続伸。連日の年初来高値更新となった。SMBC日興証券が17日付で投資評価を「2(中立)」から「1(アウトパフォーム)」へ、目標株価を1300円から1900円へ引き上げた。熊本地震の影響は通期計画の純利益達成を大きく阻む要因にはならないと指摘。震災復興に伴う地方交付金や保険金の流入が肥後銀行の預金増加につながる可能性が考えられるという。これが材料視されたようだ。
■十六FG <7380> 2,723円 +84 円 (+3.2%) 本日終値
十六フィナンシャルグループ<7380>が後場終盤に上げ幅を拡大。午後3時ごろに27年3月期の配当予想について、中間配当予想を25円から30円へ引き上げたことが好感された。10月1日付で設立5周年を迎えることから、記念配当5円を実施する。なお、期末配当予想は28円を据え置いており、年間配当予想は58円(前期240円、ただし26年4月1日付で1株から5株への株式分割を実施)となる。
■霞ヶ関キャピタル <3498> 7,420円 +220 円 (+3.1%) 本日終値
霞ヶ関キャピタル<3498>が3日続伸。同社は17日の取引終了後、26年8月期の連結業績に関し、売上高が計画を137億円上回る1637億円(前期比69.6%増)、経常利益が計画を17億円上回る257億円(同50.0%増)で着地したようだと発表。これを手掛かりとした買いが入ったようだ。ホテル事業において案件収益が拡大。売却の早期化など開発案件が順調に推移した。
株探ニュース