6月の米求人件数、減少も採用は小幅に増加
*米求人件数(6月)23:00
結果 735.9万人
予想 745.4万人 前回 753.7万人(759.4万人から修正)
この日発表の6月の米求人件数は736万件と予想を下回り前回の改定値からも減少した。ただ、採用は小幅に増加しており、夏場に入りを前に労働需要が概ね底堅く推移していることが示された。
求人件数の減少は、医療、娯楽・ホスピタリティー、卸売業、ビジネスサービスでの落ち込みが主因。一方、運輸や倉庫業では求人が増加した。連邦政府の求人件数は2024年後半以来の高水準となった。
今回の統計は、レイオフが限定的で、労働市場が安定していることを示している。底堅い個人消費が企業の採用計画を引き続き支えた一方、人員の積み増しには慎重な姿勢を維持する企業もあった。
採用件数は医療と建設業を中心に増加。一方、娯楽・ホスピタリティーの採用は3カ月連続で減少し、25年初旬以来の低水準となった。また、サッカーW杯による押し上げ効果は限定的だったことが示された。
自発的離職者の割合である離職率は2%で前月から横ばいだったほか、失業者1人当たりの求人件数は約1件となり、労働需給が概ね均衡した状態にあることが示された。FRBは、この比率を労働需要と供給のバランスを示す指標として注視しており、2022年のピーク時には、失業者1人当たり求人件数は2件だった。
6月のレイオフ件数は全体としてほぼ横ばいだったが、専門職・ビジネスサービス分野や娯楽・レクリエーションでは増加。別の指標である新規失業保険申請件数でも、ビザ<V>やウーバー<UBER>などの企業が大規模な人員削減を発表したにもかかわらず、レイオフが広範囲に広がっている兆候はほとんど見られなかった。
株探ニュース