株価指数先物【寄り前】 ロング対応を意識したスキャルピング中心のトレード
大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 66310 +650 (+0.98%)
TOPIX先物 4107.5 +34.5 (+0.84%)
シカゴ日経平均先物 66315 +655
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
7日の米国市場は、NYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。7月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想(8万人増程度)に反して2万3000人の減少となった。これにより米連邦準備理事会(FRB)による早期利上げ観測が後退し、米長期金利が低下したことが好感された。ソフトウェアのクラウドフレア<NET>やアトラシアン<TEAM>が決算を評価されて買われており、他のソフトウェア関連株に物色が広がった。
S&P500業種別指数は、情報技術、資本財・サービス、ヘルスケアが上昇した一方で、公共事業、不動産がさえない。NYダウ構成銘柄ではセールスフォース<CRM>、ハネウェル・インターナショナル<HON>、エヌビディア<NVDA>、ホーム・デポ<HD>、シャーウィン・ウイリアムズ<SHW>が堅調だった半面、キャタピラー<CAT>、シェブロン<CVX>、アルファベット<GOOG>、プロクター・アンド・ギャンブル<PG>、ナイキ<NKE>が軟調。
シカゴ日経平均先物(円建て)の清算値は、大阪比655円高の6万6315円だった。7日取引終了後の日経225先物(9月限)のナイトセッションは、日中比100円高の6万5760円で始まった。その後につけた6万5690円を安値にロング優勢となり、米国市場の取引開始直後には6万6720円まで上げ幅を広げた。買い一巡後はショートが入る形で6万5830円まで上げ幅を縮めたものの、終盤にかけてはショートカバーに向かわせており、日中比650円高の6万6310円でナイトセッションの取引を終えた。
日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、買いが先行することになりそうだ。75日移動平均線(6万5540円)、25日線(6万5880円)を上回ってきた。両線のデッドクロスが接近するなかで突破してきたことで、25日線水準での底堅さを見極めつつ、ボリンジャーバンドの+1σ(6万8010円)とのレンジに入る可能性もありそうだ。
週足ではバンドが収斂収するなか、-1σ(6万4220円)と中心値の13週線(6万6710円)とのゾーンを上抜けてくる動きが意識される。バンドが収斂するなかで中心値を上抜けてくると、上へのバイアスが強まりやすく、+1σ(6万9210円)とのゾーンに移行するだろう。
ただ、明日11日は祝日で休場になる。そのため積極的な売買は手控えられやすく、押し目待ち狙いのロング対応を意識したスキャルピング中心のトレードを余儀なくされよう。また、週末には8月のオプション取引の特別清算指数算出(マイナーSQ)を控えていることもあり、積極的にポジションを傾けてくる動きは考えにくい。そのため、オプション権利行使価格の6万5500円から6万8000円のレンジを想定する。
7日の米VIX指数は14.90(6日は15.15)に低下した。7月10日につけた直近安値(14.96)を割り込んでいる。6月以降のボトム水準に到達したことでリバウンドも意識されやすいが、次第に昨年12月24日につけた13.38が射程に入ってくることでリスク選好に向かわせやすいだろう。
7日のNT倍率は先物中心限月で16.12倍(6日は16.16倍)に低下した。15.95倍と-1σ(15.95倍)水準まで下げる場面もあったが、その後はNTショートを巻き戻す形でリバランスが入った。指数インパクトの大きい半導体やAI関連株の動向次第の面はあるが、米国ではフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が続伸し、上昇率は2.5%を超えている。この流れからNTロングに振れそうである。
株探ニュース