ウォルマート、決算受け下落 米既存店売上高の予想未達で減速への懸念強まる=米国株個別
(NY時間09:35)(日本時間22:35)
ウォルマート<WMT> 105.31(-8.99 -7.87%)
ウォルマート<WMT>が下落。取引開始前に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益が予想を上回ったほか、売上高も予想を上回った。ただし、株価は冴えない反応。米既存店売上高が予想を下回ったことが圧迫しているほか、ガイダンスで通期の売上高見通しは上方修正したものの、予想を下回る第3四半期の1株利益の見通しを示したことが嫌気されている。
同社としては珍しい既存店売上高の予想未達で、低成長が続く米経済と歩調を合わせるように、同社の成長も減速しているとの懸念が強まっている。第2四半期の米既存店売上高は、薬局事業での価格低下が一部重しとなり、伸び率は6年以上で最も低い水準となった。
今回の決算は、投資家の期待が高まる中、同社がこれまでのような高成長を維持することが難しくなっていることを示唆している。また、まちまちな米経済指標や消費者心理の悪化に対する不安を強める可能性もある。
ただ、直近の四半期に逆風があったにもかかわらず、通期の売上高と営業利益の見通しは引き上げている。同社は第2四半期から関税還付を受け始めており、経営陣はその資金を価格引き下げに充てる方針を示している。
(5-7月・第2四半期)
・米既存店売上高(燃料除く):2.6%増(予想:3.7%増)
・サムズクラブ既存店売上高(燃料除く):4.4%増(予想:4.0%増)
・1株利益(調整後):0.81ドル(予想:0.74ドル)
・売上高:1879.4億ドル 5.9%増(予想:1868.7億ドル)
・営業キャッシュフロー:197億ドル
(8-10月・第3四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.62~0.64ドル(予想:0.68ドル)
・売上高:3~3.7%増
・営業利益:2~4%増
(27年度通期見通し)
・1株利益(調整後):2.80~2.87ドル(従来:2.75~2.85ドル)(予想:2.90ドル)
・売上高:4~5%増
・営業利益(調整後):6~8%増
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース