半導体やAI関連、ソフトウェア関連株に資金が集中/オープニングコメント
28日の日本株市場は、米国市場の流れからやや買いが先行することになりそうだが、買い一巡後はこう着感が強まりやすく半導体やAI関連株の底堅さを見極めながらの相場展開になりそうだ。27日の米国市場はNYダウが105ドル高、ナスダックは411ポイント高だった。好決算を発表したエヌビディアやセールスフォースの上昇がNYダウを押し上げた一方で、消費関連などの弱さが目立った。シカゴ日経225先物は大阪比80円高の66230円。円相場は1ドル=159円30銭台で推移。
日経平均株価は、シカゴ先物にサヤ寄せする形で、やや買いが先行して始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで65670円まで売られる場面もみられた。ただし、25日線(65670円)が支持線として機能する形で持ち直しており、日中比変わらずで終えた。75日線(66580円)とのレンジ内での推移が続いており、方向感に欠けていた。また、米国ではエヌビディアとセールスフォースのインパクトが大きかったが、前日の時間外取引の上昇で織り込まれていると考えられ、米半導体株の上昇に対するインパクトも限られそうだ。
そのため、指数インパクトの大きいアドバンテスト<6857>やキオクシアHD<285A>、東京エレクトロン<8035>、ソフトバンクG<9984>といった半導体やAI関連株の動向をにらみながらの相場展開になりそうだ。前日の半導体株は高安まちまちだったが、セールスフォースの決算を受けて、ソフトウェア株の強さが目立っていた。米国ではマイクロソフトやIBMも買われていたことで、ソフトウェア関連の中小型株には個人主体の資金流入が継続するかが注目される。
一方で、経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」が27日、米西部ワイオミング州で開幕し、28日には米連邦準備理事会(FRB)のウォーシュ議長の講演を控えている。発言内容に投資家の関心が集まるなかで、様子見姿勢が強まりそうである。そのため、半導体やAI関連、ソフトウェア関連株に資金が集中しやすいと考えられ、これらが強い動きをみせてくるようだと、センチメント改善につながりそうだ。
《AK》