前場に注目すべき3つのポイント~半導体やAI関連、ソフトウェア関連株に資金が集中~
28日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■半導体やAI関連、ソフトウェア関連株に資金が集中
■オートバックス、27/3上方修正 純利益 112億円←90億円
■中部電力<9502>浜岡原発廃炉工事、報告書改ざん
■半導体やAI関連、ソフトウェア関連株に資金が集中
28日の日本株市場は、米国市場の流れからやや買いが先行することになりそうだが、買い一巡後はこう着感が強まりやすく半導体やAI関連株の底堅さを見極めながらの相場展開になりそうだ。27日の米国市場はNYダウが105ドル高、ナスダックは411ポイント高だった。好決算を発表したエヌビディアやセールスフォースの上昇がNYダウを押し上げた一方で、消費関連などの弱さが目立った。シカゴ日経225先物は大阪比80円高の66230円。円相場は1ドル=159円30銭台で推移。
日経平均株価は、シカゴ先物にサヤ寄せする形で、やや買いが先行して始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで65670円まで売られる場面もみられた。ただし、25日線(65670円)が支持線として機能する形で持ち直しており、日中比変わらずで終えた。75日線(66580円)とのレンジ内での推移が続いており、方向感に欠けていた。また、米国ではエヌビディアとセールスフォースのインパクトが大きかったが、前日の時間外取引の上昇で織り込まれていると考えられ、米半導体株の上昇に対するインパクトも限られそうだ。
そのため、指数インパクトの大きいアドバンテスト<6857>やキオクシアHD<285A>、東京エレクトロン<8035>、ソフトバンクG<9984>といった半導体やAI関連株の動向をにらみながらの相場展開になりそうだ。前日の半導体株は高安まちまちだったが、セールスフォースの決算を受けて、ソフトウェア株の強さが目立っていた。米国ではマイクロソフトやIBMも買われていたことで、ソフトウェア関連の中小型株には個人主体の資金流入が継続するかが注目される。
一方で、経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」が27日、米西部ワイオミング州で開幕し、28日には米連邦準備理事会(FRB)のウォーシュ議長の講演を控えている。発言内容に投資家の関心が集まるなかで、様子見姿勢が強まりそうである。そのため、半導体やAI関連、ソフトウェア関連株に資金が集中しやすいと考えられ、これらが強い動きをみせてくるようだと、センチメント改善につながりそうだ。
■オートバックス、27/3上方修正 純利益 112億円←90億円
オートバックス<9832>は2027年3月期業績予想の修正を発表。純利益を90億円から112億円に上方修正した。繰延税金資産および法人税等調整額(益)を約45億円計上する見込み。また、2027年3月期第3四半期において、事業整理損等として約23億円を特別損失に計上する見込み。
■前場の注目材料
強気材料
・NYダウは上昇(53569.44、+105.56)
・ナスダック総合指数は上昇(26541.35、+411.16)
・SOX指数は上昇(11882.17、+270.93)
・シカゴ日経225先物は上昇(66230、+80)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・中部電力<9502>浜岡原発廃炉工事、報告書改ざん
・東京海上HD<8766>日動火災保険、蓄電所保険引き受け3割増、工事リスク把握効率化
・三菱UFJ<8306>相続サービスで預金獲得、世代超えた長期関係構築
・オムロン<6645>生産ライン通信に機能追加
・タダノ<6395>高松臨海部に本社移転、29年完工、輸送に利便性
・トヨタ自<7203>自動運転加速、個人向け「レベル2++」28年めど導入
・東京電力HD<9501>東電PG、NTTドコモビジネスと、コンテナ型DCを都区部に構築
・多木化学<4025>仮焼成不要の常温硬化セメント開発
・三菱ケミカルG<4188>負膨張フィラー事業化、半導体の発熱課題解決
・JR東日本<9020>巨大な蓄熱槽で省エネ、高輪の設備公開
・リンテック<7966>透明性確保し遮熱、窓用フィルム
・住友ベークライト<4203>環境対応の絶縁用塗料、常温保管・低温硬化
・パナソニックHD<6752>CO2削減貢献量算定、車載電池特許で1556万トン
・富士フイルムHD<4901>X線測定装置、骨密度をAIで高速解析
・鹿島<1812>三菱電気と、快適性損なわず節電、建物電力制御システム
・ニプロ<8086>2型糖尿病後発薬を来月投入
・大林組<1802>法令対応に生成AI活用、社内で実証
・戸田建設<1860>ビル施設情報を可視化、管理業務クラウド
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 東京CPI(8月) 予想1.9% 前回2.0%
・08:30 失業率(7月) 予想2.5% 前回2.5%
・08:30 有効求人倍率(7月) 予想1.19倍 前回1.18倍
<海外>
・特になし
《YY》