話題株ピックアップ【夕刊】(1):ティアフォー、オンコリス、リミックス
■ティアフォー <593A> 1,999円 +400 円 (+25.0%) ストップ高 本日終値
ティアフォー<593A>は続急騰。同社は7月22日に東証グロース市場に新規上場した直近IPO銘柄。大手自動車OEMなどを顧客とし、自動運転システムの量産化開発を推進するデベロップメントサービスにおいて、トヨタ自動車<7203>やいすゞ自動車<7202>、スズキ<7269>をパートナー先としてきた。複数のメディアが27日、トヨタが28年に市街地などで手放し運転ができる「レベル2++」の自動運転システムを搭載した乗用車を市場投入すると報じており、株価の刺激材料となったようだ。きょうの東京市場では自動運転関連銘柄に物色人気が向かっている。ティアフォー創業者が主体的に開発した自動運転用オープンソースソフトウェア「Autoware」(オートウェア)の運営団体「The Autoware Foundation」に参画するイーソル<4420>やアイサンテクノロジー<4667>は急伸しており、Kudan<4425>も高い。そのほか、自動運転での活躍が期待される高精度3次元地図データを展開するダイナミックマッププラットフォーム<336A>は大幅高で4連騰。ADAS(先進運転支援システム)・自動運転用カメラ市場を主なターゲットとして持続的な収益拡大を図るフィーチャ<4052>は大幅続伸している。
■オンコリス <4588> 4,810円 +700 円 (+17.0%) ストップ高 本日終値
オンコリスバイオファーマ<4588>が利食い売りをこなして切り返し、上場来高値を更新した。同社は27日の取引終了後、神経変性疾患の1つである進行性核上性麻痺(PSP)を対象としたLINE-1阻害剤センサブジン「OBP-601」の第2a相臨床試験の結果が、海外医学誌「Movement Disorders」に掲載されたと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。治験の結果、PSP患者におけるOBP-601の臨床的効果を再検証する意義があると評価されたという。
■リミックスポイント <3825> 265円 +38 円 (+16.7%) 本日終値
リミックスポイント<3825>が大幅続伸。午前11時ごろに27年3月期の連結業績予想について、最終利益を53億1900万~114億4300万円から72億800万~132億5600万円(前期47億4000万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。子会社リミックスでんきの発行済み株数の51%を譲渡することに伴い、売上高は487億7700万~561億1200万円から300億5000万~373億8500万円(前期比69.3%増~2.1倍)へ下方修正したものの、関係会社株式売却益を特別利益として計上することから最終利益を上方修正した。あわせて、協議を進めていた光通信<9435>との提携について、正式に業務提携を行うことも発表した。なお、当初検討していた光通信への新株予約権発行による資本提携は実施しないとしており、今回の業務提携に伴う新株発行による希薄化は生じないとしている。
■インフォマート <2492> 685円 +80 円 (+13.2%) 本日終値 東証プライム 上昇率トップ
インフォマート<2492>は大幅続伸し、年初来高値を更新した。27日の取引終了後、香港に拠点を置く投資ファンドのオアシス・マネジメントによる株式保有割合が12.13%から13.40%に上昇したことが判明した。また、シンガポールに本拠を置く投資ファンドであるシンフォニー・フィナンシャル・パートナーズの株式保有割合が24.86%から25.91%に増加したことも明らかとなり、これらを思惑視した買いが集まった。各ファンドが関東財務局へ提出した変更報告書によると、報告義務発生日はともに8月20日。オアシス・マネジメントは保有目的に「発行者の中長期的な企業価値を向上させ、コーポレート・ガバナンスを改善すること」などを挙げている。シンフォニーは保有目的を「純投資及び状況に応じて重要提案行為を行うこともありうる」としている。
■電通総研 <4812> 2,908円 +169 円 (+6.2%) 本日終値 東証プライム 上昇率4位
電通総研<4812>が大幅続伸。27日夜の日本経済新聞電子版で「伊藤忠商事は電通総研の株式の38.2%を取得する」と報じられており、これを手掛かり材料視した買いが入った。電通総研の親会社である電通グループ<4324>とともに電通総研株を非公開化することが目的としている。この報道に対して伊藤忠商事<8001>、電通グループ、電通総研は「当社が発表したものではない」とのコメントを発表。また、電通総研は「伊藤忠商事からその子会社を通じて電通グループ以外の株主が保有する当社株式を取得し非公開化することを目的とする、普通株式1株当たり2880円での公開買付けに関する提案を受けており、きょう開催の取締役会において、同件に関する賛同の意見表明及び応募の推奨について決議を行っている」とコメントしている。
■Synspective <290A> 1,622円 +94 円 (+6.2%) 本日終値
Synspective<290A>が5日続伸。この日、NTTドコモ(東京都千代田区)及びNTTデータ(東京都江東区)と、「災害時における衛星画像活用に関する協定」を締結したと発表しており、好材料視された。同協定は、災害発生時に被災地の状況をより迅速かつ広範囲に把握し、通信設備の復旧に役立てることを目的としたもの。広範囲の状況を面的に把握できる人工衛星から取得した画像を活用し、道路の寸断や停電、悪天候などにより現地への立ち入りが困難な場合でも、浸水や土砂崩れの発生状況、道路の通行可否などを上空から把握する。地表の状況を視覚的に把握しやすい光学衛星画像と、夜間や悪天候時でも観測可能なSAR衛星画像を補完的に活用することで、被災状況の迅速な確認と復旧ルートの検討を可能とし、通信サービスの早期復旧につなげることを目指すとしている。
■セイワホールディングス <523A> 1,796円 +103 円 (+6.1%) 本日終値
セイワホールディングス<523A>が大幅続伸。同社は27日取引終了後、ワイヤーハーネスの製造や関連部材の販売を行っている栄進電機(千葉県松戸市)を子会社化すると発表。これによるシナジーなどが期待されているようだ。株式譲渡実行日は9月1日を予定。栄進電機を子会社化することで、顧客の細やかな要求に応える製品を供給できるほか、グループ会社が販売する温度センサー付きケーブル「サンサーモ」の納期面・仕様面での柔軟な対応が可能になるとしている。
■フリー <4478> 4,435円 +205 円 (+4.9%) 本日終値
フリー<4478>は大幅続伸し、年初来高値を連日で更新した。米セールスフォース<CRM>が現地時間26日に26年5~7月期(第2四半期)決算を発表。売上高や1株利益が市場予想を上回っており、27日の米国市場では同社の株価が急騰。きょうの東京市場ではSaaS関連株を物色する姿勢がみられている。サイボウズ<4776>やSansan<4443>のほか、プレイド<4165>やeWeLL<5038>なども大幅高となった。
■タイミー <215A> 1,818円 +51 円 (+2.9%) 本日終値
タイミー<215A>が4日続伸。27日の取引終了後に、準国産コンパクトヒューマノイド「D1」を展開するZEALS(東京都目黒区、以下ジールス)と、フィジカルAI時代に必要となる新たなスポットワークの創出に向けた共創パートナーシップを締結したと発表しており、好材料視された。多様な現場と働き手をつないできたタイミーの知見と、ヒューマノイドロボット・AI開発に強みを持つジールスとで、フィジカルAIの学習・改善に資する現実世界データの収集領域において、新たなスポットワークの可能性を共同で検討する。タイミーは多様な現場と働き手をつないできた知見を生かし、現場ごとの業務ニーズに応じたワーカー募集、マッチング、就業機会の創出、業務運用のあり方について検討する一方、ジールスはD1の開発・導入・運用に関する知見をもとに、フィジカルAIの学習・改善に必要なデータの定義、収集業務の設計、ロボット導入現場で発生する周辺業務の整理を行うとしている。
■テラスカイ <3915> 2,399円 +66 円 (+2.8%) 本日終値
テラスカイ<3915>が大幅続伸。同社は27日取引終了後、コンサルティング統括本部を新設し、今月から本格的に始動したと発表。今後の展開などが期待されているようだ。この組織は、顧客の経営変革と事業基盤の拡大を強力に支援することが目的で、これまで培ってきたクラウドの知見を最大限に生かし、課題特定からシステム実装・安定運用までを一気通貫で提供。31年2月期に単体売上高20億円以上の事業規模に成長することを目標としている。
株探ニュース