話題株ピックアップ【夕刊】(3):アイダ、ソニーFG、アドテスト
■アイダエンジニアリング <6118> 1,180円 -138 円 (-10.5%) 本日終値 東証プライム 下落率2位
アイダエンジニアリング<6118>は大幅反落。前週末28日取引終了後、第1四半期(4~6月)連結決算を発表。売上高は153億4700万円(前年同期比17.3%減)、営業利益は4億5700万円(同63.9%減)だった。高速プレス機が減少したほか、販管費が増加し全体を押し下げた。これを嫌気した売りが優勢となった。
■ソニーFG <8729> 158.3円 -7.5 円 (-4.5%) 本日終値
ソニーフィナンシャルグループ<8729>が反落。同社傘下のソニー生命保険を巡り、日本経済新聞電子版が30日夜、「ソニー生命保険の元営業社員が顧客から不正に金銭を取得していた問題をめぐり、金融庁が同社への立ち入り検査を検討していることがわかった」と報じた。今後の事業展開への悪影響を懸念した売りがかさんでいる。金融庁は行政処分も視野に、営業現場やガバナンス(企業統治)の実態を詳しく調べるとみられると伝えている。
■アドバンテスト <6857> 33,690円 -1,580 円 (-4.5%) 本日終値
アドバンテスト<6857>が大きく売り優勢で始まったのをはじめ、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連の主力銘柄が軒並みウリ気配スタートとなるなど軟調さが際立つ。前週末の米国株市場では長期金利上昇を背景にハイテクセクターに見送りムードが強まり、特に半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が3.5%安と下げが大きくなった。東京市場でも米株市場の地合いに追随し、半導体やその周辺株がリスク回避ムードに染まっている。AI・半導体関連株もひと頃と比べデータセンター構築などのインフラ部門に関連する「ツルハシ銘柄」の動きが鈍く、その代表格である半導体製造装置メーカーはポジション調整の売りに晒されている。アドテストは今月14日に上場来高値を更新するなど半導体製造装置関連の中でもこれまで強さを際立たせていたが、中旬以降は利益確定売りに押され下値を切り下げる展開を余儀なくされている。
■中央自動車工業 <8117> 2,205円 -81 円 (-3.5%) 本日終値
中央自動車工業<8117>が反落。前週末28日の取引終了後に、一部金融機関の株主を売り出し人とする354万8600株の売り出しと、上限を53万2200株とするオーバーアロットメントによる売り出しを行うと発表しており、需給面への影響を警戒した売りが出たようだ。売り出しを通じて、株主層の多様化と同社の認知度の向上を期待しているという。なお、売出価格は9月7日~10日のいずれかの日に決定する。同時に、上限を100万株(自己株式を除く発行済み株数の1.80%)、または25億円を上限とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は10月13日から来年3月31日までで、売り出しに伴う株式需給への影響を緩和するとともに、株主還元の強化と資本効率の向上を図ることが目的という。
■SPDR <1326> 65,020円 -1,990 円 (-3.0%) 本日終値
金ETFが安い。SPDRゴールド・シェア<1326>やNEXT FUNDS 金価格連動型上場投信<1328>が値を下げた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は28日、12月限が前日比134.1ドル安の1トロイオンス=4529.9ドルに下落した。28日の米経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」でのウォーシュ米連邦準備制度理事会(FRB)議長による発言は、今後の利上げに含みを持たせる内容となり「タカ派的だった」との見方が強まった。これを受け、米長期金利は上昇する一方、金利のつかない資産である金には売り要因に働いている。
■FIXER <5129> 422円 +80 円 (+23.4%) ストップ高 本日終値
FIXER<5129>が続急騰。前週末28日の取引終了後に、オンプレミス型生成AIサービス「Sovereign GaiXer(ソブリンガイザー)」に関して、埼玉県草加市が全国の自治体として初めて導入を開始したと発表しており、これを好感した買いが入った。「Sovereign GaiXer」は、社内データをインターネットに送信せず、AI処理が本体内で完結するため、機密情報・個人情報を扱う業務でも生成AIを利用できる手のひらサイズのアプライアンス(専用機器)。自治体が生成AIを活用する際、個人情報や機密情報の保護といったセキュリティー対策が不可欠だが、「Sovereign GaiXer」は機密データが外部に漏れないよう完全に庁内に閉じた環境で動作し、また、短期間でセキュアな生成AI環境を構築することが可能なことから、採用に至ったとしている。
■ReYuu Japan <9425> 303円 +53 円 (+21.2%) 本日終値
ReYuu Japan<9425>が急反発。同社は28日取引終了後、グローバルECプラットフォーム「SHEIN」に第三者販売者として出店し、リユーススマートフォンの販売を開始すると発表。これが材料視されたようだ。SHEINが持つ幅広いユーザー基盤と、ReYuuがリユースモバイル事業を通じて培ってきた端末の調達、検査、データ消去、再商品化のノウハウを活用。ReYuuの商品との接点が少なかった顧客層に対し、新たな選択肢としてリユーススマホを提供するとしている。
■イーソル <4420> 935円 +150 円 (+19.1%) ストップ高 本日終値
イーソル<4420>がストップ高。前週末28日に日本経済新聞電子版が、「MBO(経営陣が参加する買収)によって株式を非公開化することが28日、わかった」と報じた件について、28日の取引終了後にコメントを発表。「当社として発表したものではない、今後を見据えた中長期戦略として、非公開化も含めてさまざまな検討を行っているが、現時点で決定した事実はない。今後、開示すべき事実を決定した場合には、速やかに発表する」としており、非公開化への検討を行っているとしたことから、買いの勢いが増しているようだ。
■アイサンテクノロジー <4667> 3,165円 +504 円 (+18.9%) ストップ高 本日終値
アイサンテクノロジー<4667>がストップ高。前週末28日もザラ場に値幅制限上限まで買われる場面があったが、週明けのマーケットでも異彩を放つ上昇パフォーマンスをみせている。同社は建築・土木業界向けソフトを開発・販売するほか、3次元マップ技術を駆使して自動運転などのモビリティ分野で実力を発揮し、トヨタグループと自動運転分野で協業関係にある。そのなか、自動運転ソフト関連で鳴り物入りの新規上場となったティアフォー<593A>が8月下旬を境に急速人気化しており、アイサンテクは関連最右翼として投資資金を引き寄せる状況となっている。業績の好調ぶりも際立っており、営業利益69%増益を達成した26年3月期に続き、27年3月期も2ケタ成長継続でピーク利益更新が見込まれている。
■日本一ソフトウェア <3851> 1,440円 +208 円 (+16.9%) 一時ストップ高 本日終値
日本一ソフトウェア<3851>が一時ストップ高に買われ、年初来高値を更新した。前週末28日の取引終了後に、27年3月期の連結業績予想について、売上高を47億8400万円から54億1100万円(前期比50.1%増)へ、営業利益を2億9600万円から7億1500万円(前期4億900万円の赤字)へ、最終利益を3億3100万円から7億1800万円(同2億5500万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。国内市場において、「ほの暮しの庭」が7月30日の発売から堅調に推移していることが要因としている。
●ストップ高銘柄
ニューラルグループ <4056> 299円 +80 円 (+36.5%) ストップ高 本日終値
ダイナマップ <336A> 1,351円 +300 円 (+28.5%) ストップ高 本日終値
ヴィッツ <4440> 1,785円 +300 円 (+20.2%) ストップ高 本日終値
ティアフォー <593A> 2,399円 +400 円 (+20.0%) ストップ高 本日終値
いつも <7694> 627円 +100 円 (+19.0%) ストップ高 本日終値
など、12銘柄
●ストップ安銘柄
松屋 <8237> 2,262円 -500 円 (-18.1%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース