26年4-6月期【利益倍増】企業はこれだ!〔第3弾〕 39社選出 <成長株特集>
本特集では、26年4-6月期(第1四半期)に経常利益ベースで利益倍増を達成した3月期決算企業を紹介する「26年4-6月期【利益倍増】企業はこれだ!」の〔第1弾〕(時価総額7500億円以上)、〔第2弾〕(時価総額2500億円以上)に続くシリーズ第3弾をお届けします。
今回は第1弾を配信した23日時点で、時価総額が1100億円以上2500億円未満の銘柄の中から、直近3ヵ月実績である4-6月期(第1四半期)に経常利益が前年同期と比べて2倍超の大幅増益を達成した39社をリストアップし、増益率の大きい順に並べた。下表では四半期ベースの「増益連続期数」、4-6月期(第1四半期)経常利益の通期計画に対する進捗割合を表す「対通期進捗率」も併せて記した。
増益率トップとなったのは、関節機能改善剤や爪白癬症薬を主力とする科研製薬 <4521> [東証P]。26年4-6月期(第1四半期)の経常利益は前年同期の4.1億円から112億円に急拡大して着地。米ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>とのライセンス契約に基づくマイルストーン達成に伴い、7000万ドルを受領したことが収益を大きく押し上げた。第1四半期実績だけで、通期計画(86億円)をすでに大きく超過しており、業績上振れが濃厚とみられる。
2位に入ったのは、エレクトロニクス総合商社のレスター <3156> [東証P]。主力のデバイス事業で生成AI用などデータセンター向けの旺盛な需要を捉えたほか、半導体製造装置など産業機器向けの需要回復や車載向け新規プロジェクトが寄与し、4-6月期の経常利益は84.6億円(前年同期比17.3倍)と四半期ベースの過去最高益を更新した。一部商材の需給逼迫に伴う市場価格の上昇や円安による採算向上も利益を押し上げた。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の145億円→210億円に大幅上方修正し、2期連続の最高益見通しをさらに上乗せした。株価は14日に上場来高値5540円まで駆け上がった。
3位の東海東京フィナンシャル・ホールディングス <8616> [東証P]は、4-6月期の売上高が300億円(前年同期比53.3%増)、経常利益は89.4億円(同12.6倍)と4四半期連続の大幅増収増益を達成した。4月に入り日米株式市場が上昇基調で推移する中、株式委託手数料が急増したほか、トレーディング収益や金融収益が膨らんだことも利益拡大につながった。好決算を背景に、株価は約11年ぶりの高値圏を快走する展開となっている。
4位のトーメンデバイス <2737> [東証P]は韓国サムスン電子製品に特化した半導体商社。4-6月期の経常利益は197億円(前年同期比11.6倍)と過去最高益を大幅に更新した。サーバー・ストレージや車載向けメモリーの販売が大きく伸びたうえ、生成AI関連製品の需要拡大を背景にメモリー価格の上昇基調が続いたことも収益を押し上げた。好調な業績を踏まえ、通期の同利益を従来の145億円→408億円に大幅上方修正し、期末一括配当も従来計画の600円→1640円に引き上げた。株価は連日の急騰劇を演じ、18日に上場来高値3万4300円まで上昇する場面があった。
5位にリスト入りした日本信号 <6741> [東証P]は、国内で自動列車制御装置や信号保安装置、無線連携システムが増勢だったほか、ホームドアや自動改札機などの受注も伸びた。海外ではインドネシアや台湾、インドなど向けに鉄道信号システムが増加し、4-6月期の経常利益は前年同期比9.1倍の21.5億円に膨らんだ。好決算を受けて、株価は6日に約35年2ヵ月ぶりに上場来高値を更新し、10日には1910円まで上値を伸ばしている。
7位のJoshin <8173> [東証P]は、4-6月期の経常利益が前年同期比6.4倍の30.8億円に急拡大した。27年4月からの省エネ基準厳格化に伴う価格上昇が見込まれるエアコンの前倒し需要をはじめ、冷蔵庫や洗濯機・クリーナーなど白物家電の販売が好調だった。また、スマートフォンやゲームに加え、修理・設置工事による収入も大きく伸びた。併せて、上期(4-9月)の同利益を従来予想の23億円→43億円(前年同期比2.1倍)に大幅上方修正した。通期計画(55億円)は据え置いたが、第1四半期実績の進捗率は56.2%と高水準で通期も上振れが期待される。株価は26日に4430円と約8年3ヵ月ぶりの高値をつけている。
┌ 経常利益 ┐ 増益 対通期 予想
コード 銘柄名 増益率 4-6月期 連続期数 進捗率 PER
<4521> 科研薬 2600 11258 1 131 23.2
<3156> レスター 1628 8468 4 40.3 10.7
<8616> 東海東京 1158 8943 4 - -
<2737> トーメンデバ 1055 19741 4 48.4 7.2
<6741> 日本信号 814 2157 1 16.3 11.7
<3880> 大王紙 766 1247 3 7.3 12.6
<8173> Joshin 542 3089 2 56.2 32.0
<4047> 関電化 515 4573 3 40.5 17.8
<6480> トムソン 312 3164 3 27.0 12.8
<6652> IDEC 304 2530 5 37.5 17.3
<6996> ニチコン 233 3497 2 38.9 27.4
<5975> 東プレ 229 9038 2 37.7 10.4
<7433> 伯東 219 2295 1 26.7 15.5
<4461> 一工薬 210 5228 8 41.5 18.7
<167A> リョー菱HD 204 3665 3 33.3 17.1
<6516> 山洋電 194 4430 4 26.5 16.1 *
<8097> 三愛オブリ 187 3858 3 29.7 18.3
<4471> 三洋化 187 6559 4 43.7 12.8
<1762> 高松グループ 185 5320 2 27.3 11.4
<6804> ホシデン 180 5475 4 30.4 10.8
<2121> MIXI 179 5652 1 28.3 9.4
<6330> 東洋エンジ 178 3372 2 45.0 27.2
<7456> 松田産業 176 10938 5 37.0 9.2
<1820> 西松建 176 7012 4 26.5 10.7
<6013> タクマ 176 3701 4 20.0 14.2
<4044> セ硝子 174 4875 2 43.1 13.9
<4628> エスケー化研 169 6345 2 47.7 13.0
<6834> 精工技研 137 2822 10 23.3 25.3
<6258> 平田機工 133 3822 1 42.9 16.5
<7222> 日産車体 133 5669 3 26.4 9.1
<5703> 日軽金HD 133 9919 2 32.0 11.0
<6737> EIZO 129 1574 1 34.2 18.7
<8871> ゴールドクレ 129 8494 2 59.8 11.6
<2760> 東エレデバ 128 3908 3 28.7 12.6
<1968> 太平電 123 3697 4 20.1 13.0
<1934> ユアテック 112 3814 1 19.6 13.4
<4023> クレハ 107 5870 1 55.9 23.1 *
<4553> 東和薬品 101 7941 1 26.5 9.0
<5122> オカモト 100 2534 2 29.1 19.1
※経常利益の単位は百万円。増益率は前年同期に比べた増加率、単位は%。「*」は国際会計基準または米国会計基準を採用する銘柄。25年4-6月期の経常利益が1億円未満の銘柄は除いた。
※増益連続期数は四半期ベースの連続回数、同一会計基準内が対象。対通期進捗率は経常利益の通期計画に対する4-6月期の進捗割合、単位は%。黒字転換、赤字縮小は増益に含めない。
株探ニュース