デル、決算受け大幅高 AIサーバーの受注が絶好調=米国株個別
(NY時間09:44)(日本時間22:44)
デル<DELL> 473.48(+48.48 +11.41%)
デル<DELL>が大幅高。前日引け後に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益が予想を大きく上回ったほか、売上高も予想を上回った。ガイダンスも公表し、27年度通期の売上高見通しを上方修正した。AI最適化サーバー部門の売上高見通しも上方修正している。第3四半期の売上高見通しも予想を大きく上回った。
世界的なAI需要の急拡大に伴い、AIサーバーの受注が絶好調となった。AIサーバーの通期売上高は740億ドルを見込み、前年度の約3倍に膨らむ見通し。
AIサーバーの受注残は四半期末時点で950億ドルに達し、今後の業績に対する高い視認性を証明している。エヌビディア<NVDA>製半導体を搭載した最新モデルの大型契約をはじめ、新興のハイパースケーラーから一般企業まで顧客層が拡大している。
主力のPC部門もメモリ高騰分の価格転嫁が進み、売上高が20%増と堅調。全社の営業費率は過去最低の8%に抑制されており、AIインフラ投資の追い風を成長力へ確実に結びつけている。
アナリストは「買い」を維持し、目標株価を600ドルに引き上げた。主要市場での需要急増に加え、同社の高い事業遂行力を背景に業績予想を引き上げている。ITインフラの刷新や企業によるAI導入拡大を背景に、今後も成長モメンタムが持続すると予想。AIサーバーだけでなく、幅広いインフラ需要が業績を押し上げるとの見方を示した。
別のアナリストも「買い」を維持し、目標株価を635ドルに引き上げ。AIと従来型インフラの双方で需要が拡大するなか、業界トップクラスの事業遂行力によって、同社が再び業績見通しを引き上げた点を評価した。
今回の決算についても、AI関連需要の継続に加え、ITインフラ更新需要がより持続的になっているほか、PC需要も懸念されていたほど弱くないと指摘。AIサーバーだけに依存せず、従来型サーバーやPCを含めた幅広い需要が業績を支えていることを評価している。
(5-7月・第2四半期)
・1株利益(調整後):7.04ドル(予想:4.90ドル)
・売上高:469.7億ドル 58%増(予想:447.8億ドル)
インフラ・ソリューションズ・グループ(ISG):317.8億ドル(予想:295.8億ドル)
AI最適化サーバー:164.0億ドル(予想:160.3億ドル)
従来型サーバー・ネットワーキング:105.3億ドル(予想:92.8億ドル)
ストレージ:48.5億ドル(予想:43.3億ドル)
クライアント・ソリューションズ・:150.3億ドル(予想:149.9億ドル)
法人:131.9億ドル(予想:132.4億ドル)
個人:18.4億ドル
・営業利益(調整後):59.3億ドル(予想:41.8億ドル)
(8-10月・第3四半期見通し)
・売上高:490億ドル(予想:419億ドル)
(27年度通期見通し)
・売上高:1920億ドル(従来:1650~1690億ドル)(予想:1737.6億ドル)
AI最適化サーバー:740億ドル(従来:約600億ドル)(予想:625億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース