18日の株式相場見通し=朝高後は膠着感強まる、SOX3%高でAI半導体関連物色も
18日の東京株式市場で、日経平均株価は続伸する見通し。ただし引け後の日銀の植田和男総裁の記者会見を見極めたいとの雰囲気が広がっており、朝高後に膠着感を強めそうだ。6万5000円近辺での推移が見込まれる。
イエメンの親イラン武装組織フーシ派を巡り、サウジアラビアからの要請を受けた中国が非公式にイランに接触し、フーシ派を抑制するための協力を求めたと伝わった。サウジアラビアの原油に関して、オマーン経由での積み出しを拡大しているとの観測も手伝って、原油供給を巡る過度な不安が後退。米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近物が一時1バレル=100ドルを割り込んだ。原油相場の上昇一服を受けてインフレ懸念も和らぎ、米長期金利は5%を下回る水準に低下。これらを背景に米株式市場では主力株に対する買い戻しが入った。米国の週間新規失業保険申請件数が減少し、米国景気に対する前向きな見方が広がったことも、株式相場を支援したもよう。米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は3%を超す上昇となった。
シカゴ市場で日経平均先物12月限は6万4830円で終了した。朝方の東京市場で日経平均はこの水準が意識され、上昇スタートとなる公算が大きい。AI・半導体関連株のショートポジションを解消する目的の買いが入るとみられ、株価指数の押し上げに寄与しそうだ。きょうは日銀の金融政策決定会合の結果が発表される予定で、0.25%の利上げ決定を市場は織り込んでいる。引け後の植田総裁の会見を通じ、今後の利上げペースの手掛かりを得たいとのムードが強い。5連休中の海外市場の変動を考慮すると、積極的にポジションを傾けにくい地合いにもあり、大引けにかけて動意薄の展開となると想定される。
17日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比316ドル14セント高の5万1778ドル04セントと4日ぶり反発。ナスダック総合株価指数は同439.87ポイント高の2万6418.29だった。
日程面では国内において日銀関連のほか、寄り前に8月の全国消費者物価指数(CPI)が公表され、取引時間中に8月白物家電出荷額の発表が控える。東証スタンダード市場にテクノクラフト<622A>とベルテックス<623A>、akippa<627A>が、名証ネクスト市場にかがやきホールディングス<624A>が新規上場する。海外では欧州でドイツ8月生産者物価指数や、ユーロ圏7月経常収支などが公表される予定。米国市場は指数や個別株の先物、オプションの満期日が重なる「クアドラプル・ウィッチング」となる。経済統計関連では米8月鉱工業生産やコンファレンスボード景気先行指数の発表を控えている。