28日の米国市場ダイジェスト:米国株式市場は反落、長期金利の上昇を警戒
■NY株式:米国株式市場は反落、長期金利の上昇を警戒
長期金利の上昇を警戒。ダウ平均は347.11ドル安の51481.51ドル、ナスダックは248.34ポイント安の26820.38で取引を終了した。
ホルムズ海峡開放を巡り、イラン提示の案をトランプ大統領が拒否した事を背景にした原油高が警戒され、寄り付き後、下落。利上げ観測が高まり長期金利の上昇がさらなる売り圧力となり、相場は続落した。終日軟調に推移し、終了。セクター別では、家庭・パーソナル用品が上昇した一方、自動車・自動車部品が下落した。
半導体のエヌビディア(NVDA)は人工知能(AI)開発を抑制しないセーフティ新製品、「オープン・エージェント・セーフティー・プラットフォーム」や追加自社株買い計画を発表し、上昇。住宅建設会社のレナー(LEN)は著名投資家のバフェット氏にかわりエイベル氏が運営している保険のバークシャー・ハサウエイ(BRK)が同社株購入を拡大しているとの報道が支援も、小幅安。
ソフトウエア会社のモンゴDB(MDB)は最高経営責任者(CEO)がソーシャルテクノロジー会社メタ・プラットフォームズ(META)の法人向けAI事業の責任者に任命され、辞任を発表し、大幅安。メタ・プラットフォームズ(META)は法人向けAI事業発表後、下落。航空機メーカーのボーイング(BA)は、737マックス10を巡り新たなソフトウエア不具合が発見され、当局による承認が先送りされたため、下落した。航空宇宙・宇宙技術会社スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(SPCX)は大規模ロケット「スターシップ」が初の軌道到達に成功したが、株価は下落した。
トランプ大統領は仲介役を通じ、イランと協議が継続している事を明らかにした。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米9月ダラス連銀製造業活動が予想を上回る
28日のニューヨーク外為市場でドル・円は156円85銭から157円60銭まで上昇し、157円41銭で引けた。
イラン提示のホルムズ海峡を再開する案をトランプ米大統領が拒否したとの報道で原油価格が上昇、さらに、米9月ダラス連銀製造業活動が予想を上回り、利上げを織り込む長期金利上昇に伴いドル買いが優勢となった。その後、イランとの交渉進展で、米が対イラン制裁緩和や凍結資金解除の用意があると、中東メディアが報じ、原油価格の伸びが鈍化しドル買いも一段落した。
ユーロ・ドルは1.1353ドルまで下落後、1.1388ドルまで反発、1.1372ドルで引けた。
欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁発言を受け、10月利上げ確率が低下し、ユーロ売り圧力となった。
ユーロ・円は178円47銭から179円07銭まで上昇。
ポンド・ドルは1.3240ドルへ下落後、1.3280ドルまで上昇した。
ドル・スイスは0.8328フランへ上昇後、0.8303フランまで下落。
■NY原油:反落、対イラン制裁緩和観測で上げ幅を消す
9月28日のNY原油先物11月限は反落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比-0.50ドル(-0.54%)の92.80ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは91.32-96.53ドル。トランプ大統領がホルムズ海峡の再開を含むイランの提案を拒否したと伝わり、一時96.53ドルまで急伸した。ただその後、中東メディアが米国はイランとの交渉進展を受けて制裁緩和や凍結資金の解除に応じる用意があると報じたことで買いの勢いが鈍り、上げ幅を消して下落に転じた。通常取引終了後の時間外取引では主に92ドル台後半を挟んだ水準で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 55.47ドル -1.23ドル(-2.16%)
モルガン・スタンレー(MS) 193.64ドル -2.67ドル(-1.36%)
ゴールドマン・サックス(GS)916.28ドル -19.17ドル(-2.04%)
インテル(INTC) 116.03ドル -6.97ドル(-5.66%)
アップル(AAPL) 338.40ドル -2.67ドル(-0.78%)
アルファベット(GOOG) 339.16ドル -1.92ドル(-0.56%)
メタ(META) 715.62ドル -36.04ドル(-4.79%)
キャタピラー(CAT) 819.95ドル -1.63ドル(-0.19%)
アルコア(AA) 42.25ドル -0.60ドル(-1.40%)
ウォルマート(WMT) 108.73ドル +0.75ドル(+0.69%)
《YY》