ポルシェ、高収益化に向け一段の高級化へ
ドイツのスポーツカーメーカー、ポルシェは、今後数年間で収益性を高めるため、コスト削減や事業効率化を継続する一方、車種のさらなる高級化を進める方針。
同社は7日の投資家向けイベントを前に、より高価格帯の車種を拡充し、モデルの平均販売価格を約20%引き上げることを目指すと明らかにした。また、2030年まで毎年少なくとも1車種、ポルシェブランドを象徴する新製品を投入する計画。
今回の計画は、ライターズCEOが今年初めに示した幅広い改革策を具体化したもの。新たなガソリン車やハイブリッド車への投資、販売台数より収益性を重視する戦略、モデルのバリエーション削減などが含まれる。
ポルシェは複数の部門をスリム化し、経営陣の再編も実施している。また、効率性の向上と競争力強化に向け、従来計画していた3900人の削減に加え、新たに5000人を削減する計画を進めている。
ライターズCEOは、事業構造を簡素化するとともに戦略を再構築し、収益力の向上を目指している。ドイツ自動車業界では市場環境の逆風が強まっており、各社が戦略の見直しを迫られている。
主要市場である中国の自動車市場は引き続き悪化しているほか、ドイツ国内の生産コストは高止まりしており、米国の関税も収益性を圧迫している。
株探ニュース