スペースX、決算受け時間外で上昇 AI事業と衛星インターネット事業の大幅な成長が寄与=米国株個別
(NY時間16:32)(日本時間05:32)時間外
スペースX<SPCX> 150.91(+3.12 +2.11%)
スペースX<SPCX>が時間外で上昇。引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。宇宙、通信、そしてAIの各事業とも好調だった。特に AI事業と衛星インターネット事業の大幅な成長が寄与した。
第3四半期のスターリンクの個人向け加入者数は1360万人で月間顧客平均売上高(ARPU)は69ドルとなった。一方、注目のAIの設備投資については164億ドルと予想を下回っている。
同社は6月に1株135ドルで過去最大規模のIPOを実施したが、上場後の株価は不安定な値動きが続いている。時価総額は2兆ドルに達しており、複数の超大型企業に匹敵するほか、マスクCEOが率いるテスラ<TSLA>を上回っている。こうした高い企業評価は、事業領域を拡大する中で、マスクCEOが未来型技術の実現を約束してきたことに支えられている。
マスクCEOの成長計画には、宇宙空間へのデータセンター設置や、短期間で繰り返し再利用できる大型ロケット「スターシップ」の実用化などが含まれる。ただ、これらの事業には巨額の費用と大きなリスクが伴い、実現までには数年を要する可能性が高い。それでも、ウォール街では同社に対する強気な見方が圧倒的に優勢となっている。
(7-9月期・第3四半期)
・1株利益:0.35ドル(予想:0.15ドル)
・売上高:145.8億ドル(予想:128.7億ドル)
宇宙:17.7億ドル(予想:14.3億ドル)
通信:52.5億ドル(予想:48.6億ドル)
AI:75.6億ドル(予想:63.0億ドル)
・営業利益:27.9億ドル(予想:22.4億ドル)
宇宙:700万ドルの赤字(予想:3.23億ドルの赤字)
通信:23.7億ドル(予想:18.6億ドル)
AI:4.31億ドルの黒字(予想:1350万ドルの赤字)
・EBITDA(調整後):88.1億ドル(予想:65.9億ドル)
宇宙:3.57億ドル(予想:1.23億ドル)
通信:35.0億ドル(予想:29.4億ドル)
AI:49.5億ドル(予想:33.2億ドル)
・設備投資:195.9億ドル(予想:196.0億ドル)
宇宙:16.1億ドル(予想:15.2億ドル)
通信:15.4億ドル(予想:16.0億ドル)
AI:164.4億ドル(予想:169.0億ドル)
・ロケット打ち上げ回数:35回(予想:41回)
・軌道投入重量:476トン(予想:559トン)
・研究開発費:46.0億ドル(予想:50.6億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース