レンジ・リソーシズが上昇 同業のEQTが同社買収で合意=米国株個別
(NY時間10:08)(日本時間23:08)
レンジ・リソーシズ<RRC> 52.56(+7.04 +15.46%)
EQT<EQT> 53.67(-1.96 -3.52%)
天然ガスのレンジ・リソーシズ<RRC>が上昇。同業のEQT<EQT>が、同社を約128億ドルの全株式交換方式で買収することで合意した。両社の統合により、米最大かつ唯一の垂直統合型天然ガス生産会社が誕生するとしている。
統合後の会社は、両社が主要事業を展開するアパラチア地域で、日量90億立方フィート相当を超える天然ガス・石油換算生産量を持つことになる。また、正味約300万エーカーに及ぶ鉱区で、30年以上に渡る掘削可能な資源を確保する。EQTは、統合から2年以内に年間3億2500万ドルのコスト削減効果を見込んでいる。
レンジ・リソーシズの株主は保有株1株につきEQT株0.987株を受け取る。買収完了後、レンジ・リソーシズの既存株主は統合会社の約27%を保有する見通し。株主および規制当局の承認を条件に、2027年1-3月期(第1四半期)に完了したい意向。
今回の買収は、EQTのライスCEOが進める米天然ガス大手の構築戦略の一環。液化天然ガス(LNG)市場や発電所に直接販売できる事業規模の確立を目指している。
ライスCEOは2019年、委任状争奪戦を経てEQTの経営権を掌握。その後、地域内での資産取得を進め、2024年にはパイプライン運営会社との再統合を実施するなど、同社を垂直統合型の天然ガス生産会社へと転換してきた。
【企業概要】
*レンジ・リソーシズ
アパラチア地方の天然ガス資産の探鉱・開発・取得に取り組み、主にペンシルベニア州のマーセラスシェールで事業を行う。開発済み及び未開発の天然ガス・石油鉱区の権益を有し、特定の地域で天然ガス・NGL・原油・コンデンセートを掘削・生産することが可能。
*EQT
アパラチア盆地において、天然ガスの生産・集積・輸送事業に従事する。天然ガス、天然ガス液(NGL)、および石油埋蔵量を保有し、米国・カナダなどの公益事業者や産業顧客に、天然ガス生産から回収されたNGLを販売するほか、輸送・貯蔵サービスを提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース