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話題株ピックアップ【夕刊】(2):ANAHD、日本郵船、資生堂

注目
2026年10月30日 15時45分

■オエノンHD <2533>  485円  +30 円 (+6.6%)  本日終値

オエノンホールディングス<2533>は大幅続伸。29日の取引終了後、株主還元方針の変更を発表した。今期から株主資本配当率(DOE)の目標水準を従来の2.5%から3%、総還元性向目標を30%以上から40%以上に引き上げる。同時に期末一括配当予想を15円(前期実績は11円)と前回予想から3円増額しており、これらを好感した買いが集まった。また、あわせて投資有価証券売却に伴う特別利益を計上すると開示。売却益は5億円になる見通し。保有する上場有価証券1銘柄をこの日に市場売却し、政策保有株式の縮減と資本効率の向上を図る。なお、通期業績予想に与える影響は現在精査中だという。

■ANAホールディングス <9202>  3,043円  +180.5 円 (+6.3%)  本日終値

ANAホールディングス<9202>が大幅続伸。29日の取引終了後にソラシドエア(宮崎県宮崎市)とAIRDO(札幌市中央区)を傘下に持つリージョナルプラスウイングス(東京都大田区、以下RPW)を株式交換により完全子会社化すると発表しており、これを好感した買いが入った。ANAHDは現在、RPW社株式の15.32%を保有しているが、来年4月1日をメドに株式交換により残りの持ち分を取得する。交換比率などの詳細は未定。苦戦が続く国内旅客事業の収益力復元を図るのが狙いだ。同時に、9月中間期連結決算を発表しており、売上高1兆3987億円(前年同期比17.5%増)、営業利益881億6000万円(同9.7%減)、純利益670億8600万円(同11.8%減)となった。国際旅客・国際貨物で需要と単価が好調に推移し、売上高は上期として過去最高を更新したが、中東情勢の影響などで燃油費が高騰し利益を圧迫した。なお、27年3月期通期業績予想は、売上高2兆8700億円(前期比13.0%増)、営業利益1500億円(同31.0%減)は従来見通しを据え置いたが、純利益は政策保有株式の売却などにより960億円から990億円(同41.4%減)へ上方修正した。

■神奈川中央交通 <9081>  3,855円  +220 円 (+6.1%)  本日終値

29日に決算を発表。「今期経常を一転14%増益に上方修正、配当も5円増額」が好感された。

神奈川中央交通 <9081> [東証P] が10月29日大引け後(15:30)に決算を発表。27年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比19.4%増の56億円に伸び、従来の4.5%減益予想から一転して増益で着地。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の90円→95円(前期は90円)に増額修正した。

⇒⇒神奈川中央交通の詳しい業績推移表を見る

■ステップ <9795>  2,281円  +126 円 (+5.9%)  本日終値

29日に決算を発表。「今期経常は3%増で3期連続最高益、前期配当を3円増額・今期は3円増配へ」が好感された。

ステップ <9795> [東証P] が10月29日大引け後(15:30)に決算を発表。26年9月期の経常利益(非連結)は前の期比7.9%増の41.7億円になり、27年9月期も前期比3.1%増の43億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。7期連続増収、4期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を88円→91円(前の期は85円)に増額し、今期も前期比3円増の94円に増配する方針とした。

⇒⇒ステップの詳しい業績推移表を見る

■能美防災 <6744>  4,445円  +240 円 (+5.7%)  本日終値

能美防災<6744>が大幅高。29日の取引終了後に27年3月期の連結業績予想について、売上高を1576億円から1643億円(前期比17.6%増)へ、営業利益を190億円から225億円(同22.6%増)へ、純利益を133億1000万円から167億円(同22.4%増)へ上方修正したことが好感された。足もとの市場環境が底堅く推移していることに加えて、追加受注の促進などにより上期に完工した大型物件の採算性が向上したこと、更に、コスト上昇への対応として進めてきた価格改定や業務効率化への取り組みも貢献する。

■日本郵船 <9101>  7,548円  +397 円 (+5.6%)  本日終値

日本郵船<9101>は高い。29日の取引終了後、27年3月期の連結業績予想を上方修正した。売上高を2兆8810億円から3兆円(前期比23.8%増)、営業利益を1850億円から2100億円(同51.5%増)、最終利益を2400億円から3300億円(同55.8%増)に引き上げており、業況を好感した買いが集まった。コンテナ船の運賃市況が前回予想を上回っているため、コンテナ船事業を運営する持ち分法適用会社オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)の業績が当初予想を上回る。加えて、鉄鉱石や石炭など非梱包貨物を輸送するドライバルク事業、原油や石油製品などを輸送するエネルギー事業の市況が堅調であることも踏まえた。第2四半期累計(4~9月)業績は前回予想から上振れして着地。為替レートは1ドル=160円47銭、燃料価格は1トン=759.88ドルだった。通期業績予想の前提とする為替レートは1ドル=157円98銭、燃料価格は1トン=802.32ドルとしている。 

■資生堂 <4911>  3,825円  +194 円 (+5.3%)  本日終値

資生堂<4911>が大幅続伸。全般相場が下落するなか逆行高し、株価は一時3826円まで買われ、約2カ月ぶりに年初来高値を更新した。岡三証券は29日、同社株のレーティングを3段階で最上位の「強気」で新規カバレッジを開始した。目標株価は4400円とした。同社の業績は25年12月期にコア営業利益が増益に転じ、収益性が改善してきている。今後は、日本事業での安定した拡大に加え、中国本土を中心に中国・トラベルリテール(TR)事業の売り上げ回復が増益を牽引すると予想。26年12月期のコア営業利益は前期比64.9%増の734億円(会社予想690億円)を見込んでいる。

■第一三共 <4568>  2,754円  +136.5 円 (+5.2%)  本日終値

第一三共<4568>が後場急伸。同社はきょう午後1時ごろ、27年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比34.4%増の1937億9500万円となり、通期計画の3200億円に対する進捗率は60.6%となった。売上収益は同19.7%増の1兆1672億3300万円で着地。抗がん剤の「エンハーツ」や「ダトロウェイ」が成長したことなどが寄与した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。

■大東建託 <1878>  3,225円  +146 円 (+4.7%)  本日終値

大東建託<1878>は後場に上げ幅を拡大。きょう午前11時30分ごろ、27年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を上方修正した。売上高を2兆500億円から2兆800億円(前期比4.8%増)、営業利益を1420億円から1500億円(同10.9%増)、最終利益を1080億円から1090億円(同10.1%増)に引き上げた。同時に期末配当予想を84円へと前回予想から2円増額しており、これらを好感した買いが集まった。なお、年間配当予想は165円となる。不動産開発事業のTHEグローバル(東京都新宿区)を子会社化したことや不動産賃貸事業における賃料改定の効果などを踏まえた。なお、9月中間期は売上高が9886億8600万円(前年同期比3.0%増)、営業利益が792億9900万円(同14.3%増)、最終利益が641億7500万円(同28.6%増)だった。

■クレハ <4023>  4,195円  +180 円 (+4.5%)  本日終値

クレハ<4023>が大幅反発。29日の取引終了後に集計中の9月中間期連結業績について、売上高が従来予想の855億円から870億円(前年同期比12.4%増)へ、営業利益が75億円から105億円(同29.5%増)へ、純利益が50億円から75億円(同18.7%増)へ、それぞれ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。機能製品事業でEV(電気自動車)用のリチウムイオン電池バインダー向けフッ化ビニリデン樹脂(PVDF)の販売が想定を上回って推移しているほか、環境事業の受注が好調なことが要因。また、製品構成の改善や一部販管費の下期へのずれ込みなども寄与した。

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