トゥイリオ、決算受け大幅安 第4四半期の見通しは明らかな懸念材料=米国株個別
(NY時間12:52)(日本時間01:52)
トゥイリオ<TWLO> 199.79(-42.11 -17.41%)
トゥイリオ<TWLO>が大幅安。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、予想を上回る第4四半期の見通しを示したものの、株価は冴えない反応。AIの普及が進む中、投資家がソフトウエア業界の成長見通しを見直している。
アナリストは「第4四半期の見通しは明らかな懸念材料で、第3四半期からの成長の急減速を示唆している」と述べている。「この急減速によって、AIが通信関連ソフトウエアの一部を代替するとの懸念が再燃する可能性が高い」との見方も示した。
第4四半期の既存事業売上高の見通しは11ー12%増と、予想の16%を下回った。第4四半期初めには選挙関連のメッセージ配信需要による押し上げ効果が見込まれるにもかかわらず、第3四半期の16%増から大幅が減速を示唆している。
また、第4四半期の営業利益率の見通しが約19.1%と、第3四半期期から約1.8%ポイント低下することが見込まれている。利益率への圧迫要因の一部は、利益率がゼロの通信事業者向け手数料が売上高に含まれることによる希薄化効果と見られる。
今回の見通しは成長率の大幅鈍化を示唆しており、年末商戦に向けて、個人向けAIエージェントの普及が同社にもたらす恩恵への期待に冷や水を浴びせる可能性があると評している。
(7-9月期・第3四半期)
・1株利益(調整後):1.65ドル(予想:1.47ドル)
・売上高:15.6億ドル 20%増(予想:15.2億ドル)
・既存事業売上高:16%増
・売上継続率:114%(予想:112.2%)
(10-12月期・第4四半期見通し)
・1株利益(調整後):1.48~1.53ドル(予想:1.49ドル)
・売上高:16.0~16.1億ドル(予想:15.8億ドル)
・既存事業売上高:11~12%増(予想:16%増)
・営業利益(調整後):3.00~3.10億ドル(予想:2.98億ドル)
・営業利益率:約19.1%
(通期見通し)
・既存事業売上高:15%増(予想:17.1%増)
【企業概要】
米国内外の企業に、ソフトウェアとコミュニケーションソリューションからなる顧客エンゲージメントプラットフォームを開発・提供する。メッセージング・音声・ビデオなど様々なインタラクションを顧客向けアプリケーションに組み込み可能で、高度にカスタマイズ可能なAPIや、ソフトウェア製品を提供。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース