フォックスが好決算 W杯と中間選挙の広告需要に支えられる ただ、株価は下げに転じる=米国株個別
(NY時間11:06)(日本時間01:06)
フォックス<FOXA> 63.05(-0.19 -0.30%)
フォックス<FOXA>が取引開始前に7-9月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。夏に開催されたサッカーW杯と中間選挙の広告需要に支えられた。また、同社は傘下のFOXニュースで最近見られる視聴率低下について、事業の根本的な問題を示すものではないとの見方を示した。
同社は広告収入の増加について、サッカーW杯のほか動画配信サービス「Tubi(トゥビ)」の寄与も挙げた。また、アナリスト説明会では、今回の中間選挙期間中の政治広告収入が事業全体で過去最高の3億5000万ドルに達したと説明。これが10-12月期(第2四半期)の業績を押し上げる要因になっているという。
一方、ラクラン・マードックCEOは、11月の中間選挙を数週間後に控えた10月にFOXニュースの視聴率が低下したことについて、視聴者の疲れと前年の比較対象の高さが原因だと説明。放送局が抱える構造的な問題を示すものではないと強調した。
前年の2025年には、9月に死亡したチャーリー・カーク氏に関する継続的な報道や、複数の自然災害に関するニュースが視聴者を引き付けていた。ニールセンのデータによると、FOXニュースの10月のゴールデンタイムの視聴者数は前年比28%減少。広告主が重視する25ー54歳の年齢層では、さらに大幅な落ち込みとなった。
それでもFOXニュースは、MSNOWやCNNを上回り、ケーブルニュース局として最多の視聴者数を維持している。マードックCEOは、2006年の中間選挙でも同様の視聴者離れが見られたと指摘。「われわれは過去にも同じような状況を経験しており、どう乗り越えればよいか分かっている」と述べた。
ただ、株価は上昇して始まったものの、下げに転じている。
(7-9月期・第1四半期)
・1株利益(調整後):2.54ドル(予想:2.00ドル)
・売上高:45.7億ドル(予想:43.1億ドル)
ケーブルネットワーク:18.0億ドル(予想:17.4億ドル)
テレビ:27.1億ドル(予想:25.3億ドル)
広告:20.8億ドル(予想:19.0億ドル)
配信:20.8億ドル
・EBITDA(調整後):16.4億ドル(予想:13.7億ドル)
ケーブルネットワーク:8.59億ドル(予想:8.09億ドル)
テレビ:9.34億ドル(予想:6.78億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース