モルソン・クアーズが下落 アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ=米国株個別
(NY時間14:29)(日本時間04:29)
モルソン・クアーズ<TAP> 40.46(-1.77 -4.19%)
ビール製造のモルソン・クアーズ・ビバレッジ<TAP>が下落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価を従来の38ドルから36ドルに引き下げた。業績とバリュエーションに対するリスクが理由。
同社の1株利益が予想を20%以上下回るリスクがあると指摘。株価収益率(PER)も過去の低水準に戻る可能性があると見ている。最近は他の消費関連株と伴に株価が上昇していただけに、厳しい投資環境にあるとの見方を示した。
同アナリストは27年の1株利益の予想を従来の3.95ドルから3.31ドルに引き下げた。市場予想の4.62ドルを大幅に下回る水準。
モルソン・クアーズの販売数量は現在、1桁台半ばの減少ペースで推移しており、この傾向が長期化する可能性が高いと指摘。こうした販売数量の減少が続く状況では、現在の株価評価は上昇のきっかけにも、下値を支える要因にもならないと見ている。
また、売上高への下押し圧力は27年まで続くと予想。ビール市場全体の低迷が続き、同社の市場シェア低下に歯止めがかからなければ、予想を下回る自身の27年の業績予想でさえ楽観的過ぎる可能性があると警告した。
同アナリストは、27年の既存事業売上高が前年比1.6%減少すると予想。内訳は販売数量が3.3%減、価格・製品構成による押し上げ効果が1.7%となっている。
【企業概要】
米国・カナダ・欧州他でプレミアム・クラフト等様々な種類のビールを製造・販売する。フレーバーアルコール飲料や、スピリッツ、ノンアルコール飲料も取り扱う。製品は、コンビニエンスストアや食料品店その他小売店経由で販売される他、レストランやバーでも提供される。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース