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【市況】日経平均は38円高でスタート、ファナックや東エレクが牽引/寄り付き概況

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 22488.95 (+38.16)
TOPIX  : 1771.50 (-0.20)


[寄り付き概況] 週明け28日の日経平均は前週末比38.16円高の22488.95円と2営業日続伸して始まった。先週末25日のシカゴ日経平均先物は大証比95円安の22345円で引けており、その水準を上回っての堅調なスタートとなった。トランプ米大統領は6月12日の米朝首脳会談の開催中止を表明したが、その後、米朝双方が姿勢を軟化し、首脳会談を予定通り開催する方向で再調整に動いていることが好感されているようだ。為替市場ではドル円相場が先週末25日に1ドル=109円30銭処まで下押したが、その後は戻す展開となっており、今朝は109円80銭処まで戻した後に109円60銭台へやや下押し、値固めの動きに入りつつある。地政学リスクへの警戒感が和らぐ方向となり、為替市場でも円高圧力が一巡しつつあるため、今朝の日本株市場で相場の地合いは改善傾向を維持しているようだ。

前場の寄り付き状況をみると、セクターでは空運業、不動産業、電気機器が堅調な一方、鉱業、石油・石炭製品、保険業が軟調な展開にある。指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>が牽引役となる一方で、トレンドマイクロ<4704>、資生堂<4911>、キリンHD<2503>が重石となっている。
《US》

 提供:フィスコ

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