【材料】日本ライフライン---イスラエルのエンドスパン社と胸部用ステントグラフトの独占販売契約締結に向けた基本合意

日本ライフライン<7575>は、イスラエルのエンドスパン社の製品である弓部大動脈疾患の治療に用いる分岐付き胸部用ステントグラフト「ＮＥＸＵＳ」に関する、日本国内における独占販売契約の締結に向けた基本合意に至ったことを発表。契約締結は10月中を予定。

エンドスパン社が開発する「ＮＥＸＵＳ」は弓部大動脈疾患の治療に特化して開発された製品で、従来の侵襲性が高い開胸手術等の治療方法に代わり、低侵襲な血管内治療の選択肢を提供する医療機器。日本国内への導入は治験が必要となる可能性があることから、現時点において2023年の上市を見込んでいる。

日本ライフラインは、併せてエンドロジックス社との胸部用ステントグラフトの共同研究開発契約の終了についても発表した。腹部領域に強みを持つエンドロジックス社との協力関係を継続する一方、胸部領域については、既に製品がCEマークの申請段階にあるエンドスパン社と提携することで、早期に競争力のある製品を上市する方針へ転換し、市場シェアの獲得を目指すとしている。

《SF》

　提供：フィスコ