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【市況】14日の株式相場見通し=米中摩擦後退期待で買い優勢、円安進行も追い風に

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 14日の東京株式市場は、米中貿易摩擦を巡る懸念後退への期待感などから買いが先行し、日経平均株価は続伸となりそうだ。また、前日の米株式市場でNYダウ平均株価が続伸したことや、外国為替市場で1ドル=113円台半ばでの推移となっていることも買い支援材料となりそうだ。14日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=113円50銭台での推移となっている。

 13日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比70.11ドル高の2万4597.38ドルと続伸した。中国が米国産大豆の輸入を再開したと報じられ、米中摩擦懸念が後退するなか、米株式市場は底堅く推移した。キャタピラーやスリーエムなど資本財株が上昇したほか、アップルやフェイスブック、マイクロソフトが高い。マクドナルドやプロクター&ギャンブル、メルクが値を上げた。半面、ダウ・デュポンやナイキが値を下げ、バンク・オブ・アメリカやシティグループ、ゴールドマン・サックスなど金融株は軟調だった。ナスダック総合株価指数は、同27.978ポイント安の7070.3341と4日ぶりに反落した。

 日程面では日銀短観12月調査、メジャーSQ算出に注目。海外では、中国11月の鉱工業生産・小売売上高・都市部固定資産投資、米11月の小売売上高・鉱工業生産・設備稼働率が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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