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【市況】<マ-ケット日報> 2019年2月18日

 週明けの市場は日経平均が大幅反発。終値は前週末比381円高の2万1281円で、昨年12月17日以来、約2カ月ぶりの高値をつけた。米中貿易協議の進展とそれによる米株高を好感してほぼ全面高の展開。取引時間中は中国上海株の大幅高も手伝って一時400円を超える上げ幅まで示現した。日経平均は75日移動平均線(2万1153円)をクリアしチャート面でも明るい材料が増えている。

 前週末の米国市場は米中貿易協議の進展が好感されダウ平均は大幅反発。400ドルを超える上げ幅で、昨年11月9日以来、およそ3カ月ぶりの水準まで回復してきた。米中貿易協議が明確に継続する見通しとなり、トランプ大統領・習主席も「非常に順調」と同時に発言したことが買い材料視された。国家非常事態宣言を嫌気する動きはなくこちらは材料視されなかった。

 さて、東京市場は米国株に後押しされて日経平均もトピックスも75日移動平均線を超える新しい展開に。同線を明確に超えるのはおよそ4カ月ぶりのことで、短中期的には弱気相場から脱しつつある。本日は12月の機械受注が予想ほど落ち込まなかったこともあり、ファンダメンタルズ面の不安も一時的ではないかという期待が出始めている。今週は2万1000円台である程度上値を伸ばす展開が期待できそうだ。

 今週の主なスケジュールは18日(月)プレジデントデーで米市場休場、20日(水)1月の貿易統計、1月の訪日外国人客数、FOMC議事要旨公表、21日(木)2月の月例経済報告、米12月の耐久財受注などとなっている。(ストック・データバンク 編集部)

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