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【特集】アルプス技研 Research Memo(8):2018年12月期は記念配当を含め過去最高の配当を実施

アルプス技 <日足> 「株探」多機能チャートより

■株主還元

1. 配当の基本方針
アルプス技研<4641>は株主還元策として配当を実施している。連結ベースでの配当性向は50%を目途とし、業績に関わらず年間配当10円を維持することを基本方針としている。

2. 配当推移と計画
過去の配当推移を見ると、好調な業績を背景に着実に増配を続けていることがわかる。配当性向も50%前後で推移している。

2018年12月期の配当については、創業50周年記念配当10円を含み、分割調整後※で前期比22円増配の年80円(中間39円、期末41円)を実施し、過去最高の配当を更新した(配当性向58.6%)。また、前述のとおり、筆頭株主からの同社株式の一部売却の意向に対して、自己株式の取得(公開買い付け)を実施し、資本効率の向上(ROE及びEPSの改善)にも取り組んだ。

※投資家層の拡大と同社株式の流動性の向上を目的として、2018年1月1日付で株式分割(1:2)を実施している。


2019年12月期の配当についても、普通配当ベースで前期と同額の年70円(中間35円、期末35円)を予定している(配当性向49.7%)。


■情報セキュリティ

同社グループでは、技術者が派遣先で就業することから情報セキュリティ対策を重要事項として取り組んでいる。具体的には、個人情報保護方針、情報セキュリティ基本方針、関連規程に対する整備及びそれらの適切な運用と全社員への教育により、万全を期す体制を構築している。また、派遣先のセキュリティールールの遵守についても定期的な指導を徹底している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

《ST》

 提供:フィスコ

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