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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ラクスル、GMO-PG、伊藤忠

ラクスル <日足> 「株探」多機能チャートより
■ラクスル <4384>  2,893円  +295 円 (+11.4%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 ラクスル<4384>が急反発。11日の取引終了後、20年7月期の業績予想について、営業損益を5億6000万円の赤字~6億6000万円の赤字から3億4000万円の赤字~4億2000万円の赤字(前期1億4300万円の黒字)へ上方修正したことが好感された。緊急事態宣言発令後の印刷業の落ち込みが大きく、売上高は下方修正したものの、各事業で売上総利益率の改善に注力したことに加えて、生産性向上の取り組みや広告宣伝費の一時的な抑制などが寄与し、営業赤字は縮小する見通しという。なお、同時に発表した第3四半期累計(19年8月~20年4月)営業損益は4億3400万円の赤字(前年同期1億4900万円の黒字)だった。

■GAテクノ <3491>  4,225円  +260 円 (+6.6%)  本日終値
 GA technologies<3491>が急伸。11日の取引終了後に発表した第2四半期累計(19年11月~20年4月)連結決算が、売上高245億8400万円(前年同期比46.8%増)、営業利益4億2400万円(同26.8%増)、純利益1億1500万円(同22.1%減)と大幅営業増益となったことが好感された。中古不動産と購入希望者をマッチングする、主力の流通プラットフォーム「RENOSY(リノシー)」の会員数が同80.1%増の7万6653人と順調に増加したことが牽引した。また、新型コロナウイルスの感染拡大により、金融機関の稼働減に伴う販売活動の停滞や管理会社の営業停滞に伴う仲介可能物件数減少、更に仲介業界の冷え込みによる電子申し込み利用減などの影響があったが、非対面販売体制の早期確立、自社メディアの強化や賃貸業界のDXシフトに取り組んでいたことが奏功し、大幅増益を確保した。なお、20年10月期通期業績予想は、売上高610億円(前期比55.3%増)、営業利益18億円(同50.9%増)、純利益7億7000万円(同50.9%増)の従来見通しを据え置いている。同時に、中華圏最大級の日本不動産販売プラットフォーム「神居秒算」を取得することで、NeoX(東京都渋谷区)グループと基本合意したと発表した。既存の不動産投資事業の市場拡大や、連携によるRENOSY会員数の拡大によるメディア力の強化、不動産会社向けメディア販売によるストック収益の獲得などを図ることが目的。なお、業績への影響は軽微としている。

■AI inside <4488>  32,400円  +1,450 円 (+4.7%)  本日終値
 AI inside<4488>が高い。岩井コスモ証券は11日、同社株の投資判断を新規「A」でカバレッジを開始した。目標株価は4万円とした。同社はAI(人工知能)技術を使って書類に書かれた手書き文字などをデジタル化するクラウドサービスを展開している。昨年12月に東証マザーズに新規上場した。パソコン入力の効率化や省力化に役立つ同社のサービスは「働き方改革」に取り組む企業のIT投資需要をとらえているほか、業務のデジタル化が求められるテレワークの増加も追い風となり、中期的な成長が期待されている。自社のAI技術をさまざまな業界に広げるプラットフォーム戦略を進めることにより有力なAI企業になる可能性も指摘している。

■弁護士ドットコム <6027>  9,420円  +190 円 (+2.1%)  本日終値
 弁護士ドットコム<6027>が続伸。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「一部企業は『脱ハンコ』に動き出し、電子署名サービスの国内市場も拡大しそうだ」と報じられており、電子署名サービスであるWeb完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」を提供している同社に思惑的な買いが入っているようだ。記事では、米大手などの攻勢で競争は激しくなるとしているが、「4月は前年同月の3倍強の6544社が新たに導入した」とも報じられていることから、市場成長の恩恵を享受するとの見方が強い。

■GMO-PG <3769>  11,250円  +130 円 (+1.2%)  本日終値
 GMOペイメントゲートウェイ<3769>は反発。11日の取引終了後、連結子会社であるGMOフィナンシャルゲート<4051>の東京証券取引所マザーズへの新規上場が承認されたと発表しており、これが好感されたようだ。GMO-PGは現在、GMOフィナンシャルゲート株の64.8%を所有しており、上場に伴う新株発行後の所有株式数は60.8%になる見通し。

■伊藤忠商事 <8001>  2,334.5円  +17 円 (+0.7%)  本日終値
 伊藤忠商事<8001>が後場プラスに転換。午後1時ごろ、自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視された。上限を3500万株(発行済み株数の2.3%)、または700億円としており、取得期間は6月12日から21年6月11日まで。機動的な資本政策の遂行を図ることが目的としている。

■ACCESS <4813>  970円  -134 円 (-12.1%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 11日に決算を発表。「2-4月期(1Q)経常は赤字拡大で着地」が嫌気された。
 ACCESS <4813> が6月11日大引け後(15:00)に決算を発表。21年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常損益は10.8億円の赤字(前年同期は5.1億円の赤字)に赤字幅が拡大した。
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■鎌倉新書 <6184>  1,116円  -87 円 (-7.2%)  本日終値  東証1部 下落率7位
 11日に決算を発表。「2-4月期(1Q)経常は赤字転落で着地」が嫌気された。
 鎌倉新書 <6184> が6月11日大引け後(15:30)に決算を発表。21年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常損益は4700万円の赤字(前年同期は1億2800万円の黒字)に転落した。
  ⇒⇒鎌倉新書の詳しい業績推移表を見る

■シーイーシー <9692>  1,781円  -130 円 (-6.8%)  本日終値
 11日に決算を発表。「2-4月期(1Q)経常は6%減益で着地」が嫌気された。
 シーイーシー <9692> が6月11日大引け後(15:00)に決算を発表。21年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常利益は前年同期比6.0%減の15.5億円に減ったが、2-7月期(上期)計画の30.5億円に対する進捗率は50.8%となり、5年平均の51.3%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒シーイーシーの詳しい業績推移表を見る

■ステムリム <4599>  595円  -37 円 (-5.9%)  本日終値
 12日付の朝刊で「8-4月期経常は赤字縮小で着地」と一部報じられたことが材料視された。

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