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【市況】東京株式(前引け)=続落、米株指数先物を横目に売り優勢

 15日前引けの日経平均株価は前週末比121円93銭安の2万2183円55銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は5億4050万株、売買代金概算は9343億5000万円。値上がり銘柄数は985、対して値下がり銘柄数は1085、変わらずは95銘柄だった。

 前週末の米国株市場は主要株指数が切り返しに転じたものの反発力は鈍く、新型コロナウイルスの感染第2波に対する警戒から米株価指数先物が売られており、これを横目に東京市場も主力株をはじめ広範囲に軟調な値動きを強いられている。アジア株市場が総じて弱く、為替市場も円高傾向で推移していることで買い手控え感が強い。売買代金も1兆円を下回った。ただ、個別には値を飛ばす銘柄もあり、値上がり銘柄数も全体の46%を占める状況で個人投資家の物色意欲は根強いようだ。

 個別ではファーストリテイリング<9983>が安く、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>なども売られた。ファナック<6954>も軟調。サンリオ<8136>が急落、三井E&Sホールディングス<7003>も大幅安。ダブル・スコープ<6619>も大きく下落した。半面、ソフトバンクグループ<9984>がしっかり、ソニー<6758>も堅調。Hamee<3134>が急伸、古河電池<6937>も値を飛ばした。ディー・エル・イー<3686>が大幅高となったほか新光電気工業<6967>なども高い。

出所:MINKABU PRESS

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