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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 アース製薬、DCM、ケーヨー (29日大引け後 発表分)

アース製薬 <日足> 「株探」多機能チャートより

 29日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 アース製薬 <4985>   ★上期経常を52%上方修正・7期ぶり最高益更新へ
 ◆20年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の106億円→161億円に51.6%上方修正。増益率が41.3%増→2.1倍に拡大し、7期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。好天に恵まれ、主要な収益源である虫ケア用品の売上高が計画を上回ることが寄与。新型コロナウイルスの影響による家庭用マスクの特需発生に加え、日用品が想定より伸びることも収益を押し上げる。また、広告宣伝費や販売促進費の抑制などで販管費が減少することも上振れに貢献する。

 E・JHD <2153>   ★前期経常を53%上方修正・24期ぶり最高益更新へ
 ◆20年5月期の連結経常利益を従来予想の21億円→32億円に52.8%上方修正。増益率が22.9%増→87.7%増に拡大し、24期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。期首繰越業務の増加に加え、受注高が計画を大幅に上回ったことが寄与。新型コロナウイルス感染拡大防止施策による影響が限られたことなども貢献した。また、十分な業務量の確保で生産効率が向上したことも利益上振れにつながった。

 DCM <3050>   ★3-5月期(1Q)経常は75%増益で着地
 ◆21年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比74.9%増の116億円に拡大して着地。外出自粛や在宅勤務による生活スタイルの変化で家庭内需要が増加し、既存店売上高が9.0%増と好調に推移したことが寄与。販促活動の自粛で広告宣伝費が減少したことなども大幅増益に貢献した。
  上期計画の129億円に対する進捗率は90.5%に達しており、業績上振れが期待される。

 CRE <3458>   ★今期経常を77%上方修正
 ◆20年7月期の連結経常利益を従来予想の21億円→37.2億円に77.1%上方修正。増益率が52.0%増→2.7倍に拡大する見通しとなった。予定していた川越の物流施設売却が来期以降にずれ込み、売上高は計画を下回るものの、開発費用の削減や適切な賃料によるテナント誘致などで第4四半期に売却する物流施設3物件の採算が大きく上向くことが利益を押し上げる。

 ケーヨー <8168>   ★3-5月期(1Q)経常は6倍増益・上期計画を超過
 ◆21年2月期第1四半期(3-5月)の経常利益(非連結)は前年同期比6.0倍の27.8億円に急拡大して着地。マスクや透明シートといった感染症対策用品に特需が発生したうえ、巣ごもり需要を背景にDIY・園芸用品やトレーニング用品などの販売が伸びたことが寄与。DCM棚割導入による利益改善に加え、広告宣伝費の減少や店舗オペレーションの改善、営業時間短縮による人件費の減少なども大幅増益につながった。
  上期計画の18億円を既に54.7%も上回っており、業績上振れが期待される。

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