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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 ラクス、ロコンド、セラク (14日大引け後 発表分)

ラクス <日足> 「株探」多機能チャートより

 14日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 ラクス <3923> [東証M]  ★非開示だった今期経常は2.8倍増で2期ぶり最高益更新へ
 ◆非開示だった21年3月期の業績予想は連結経常利益が前期比2.8倍の33億円に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。緊急事態宣言の解除を受けて停滞していたクラウド事業の新規受注が回復傾向にあるほか、遅れていたIT人材事業のアサイン活動も再開し、26.4%の大幅増収を見込む。
  併せて発表した6月全社売上高は前年同月比34.3%増と高成長が続いた。

 JESCO <1434> [東証2]  ★9-5月期(3Q累計)経常は4.1倍増益・通期計画を超過
 ◆20年8月期第3四半期累計(19年9月-20年5月)の連結経常利益は前年同期比4.1倍の2億4300万円に急拡大して着地。新型コロナウイルス感染症の影響で公共システム関連工事などが中断したものの、八ッ場ダム施設の電気工事や電気通信工事、高圧送電線工事の受注増加で補い、大幅増益を達成した。
  通期計画の2億3000万円をすでに5.7%上回っており、業績上振れが期待される。

 アンビション <3300> [東証M]  ★前期経常を2倍上方修正、配当も増額
 ◆20年6月期の連結経常利益を従来予想の3.9億円→7.9億円に2.0倍上方修正。減益率が72.4%減→44.2%減に縮小する見通しとなった。緊急事態宣言発令を受けて5月に業績下方修正したが、宣言解除後に金融機関の業務体制が復旧し、インベスト事業で停止していた契約済み案件の決済が想定を上回るペースで完了したことが寄与。業績不振を見込んでいた賃貸仲介事業の成約本数も前回予想を上回った。
  併せて、期末一括配当を従来計画の3.1円→7.58円(前の期は25円)に増額修正した。

 ロコンド <3558> [東証M]  ★非開示だった今期経常は15億円の黒字に急浮上で最高益更新へ
 ◆非開示だった21年2月期の業績予想は連結経常損益が15億円の黒字(前期は0.7億円の赤字)に急浮上し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。外出自粛期間の終了で靴の需要が回復するほか、衣料品ECを運営するファッションウォーカーの買収効果やD2Cブランドの開始などが収益を押し上げる。

 PRTIME <3922>   ★3-5月期(1Q)経常は39%増益・上期計画を超過、株式分割も発表
 ◆21年2月期第1四半期(3-5月)の経常利益(非連結)は前年同期連結比38.5%増の2.7億円に拡大して着地。主力のプレスリリース配信サイトの新規利用企業数が増加し、21.5%の大幅増収を達成したことが寄与。
  上期計画の2.4億円をすでに11.7%上回っており、業績上振れが期待される。
  併せて、8月4日現在の株主を対象に、1→2の株式分割を実施すると発表。

 セラク <6199>   ★9-5月期(3Q累計)経常が69%増益で着地
 ◆20年8月期第3四半期累計(19年9月-20年5月)の連結経常利益は前年同期比69.4%増の7億4700万円に拡大して着地。システムインテグレーション事業は主力の運用案件が堅調に推移したほか、公共案件の獲得やテレワーク導入支援サービスの販売を強化し、2ケタ増収増益を達成した。農業IT分野で農林水産省のスマート農業実証プロジェクトの採択など大型案件を受注したことも大幅増益に貢献した。
  通期計画の7億8000万円に対する進捗率は95.8%に達しており、業績上振れが期待される。

 エコス <7520>   ★3-5月期(1Q)経常は78%増益で着地
 ◆21年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比77.9%増の16億円に拡大して着地。外出自粛要請に伴う巣ごもり需要の高まりを背景に、11.5%の大幅増収を達成したことが寄与。商品調達コストの見直しや在庫効率の改善に加え、販管費率が低下したことも利益拡大の要因となった。
  上期計画の22億円に対する進捗率は72.8%に達しており、業績上振れが期待される。

 MrMax <8203>   ★今期経常を3期ぶり最高益に37%上方修正
 ◆21年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の13.6億円に急拡大して着地。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い全国的に外出自粛が広がるなか、巣ごもり消費に関連した商品や感染症対策商品の販売が好調で、既存店売上高が13.0%増と好調だったことが寄与。広告宣伝費や消耗品費などを削減したことも大幅増益につながった。
  第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の23.4億円→32.1億円に37.0%上方修正。増益率が4.9%増→43.7%増に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
  予想PERが14.3倍→10.7倍に低下し、割安感が強まった。

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