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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 MCJ、レーザーテク、ソリトン (5日大引け後 発表分)

MCJ <日足> 「株探」多機能チャートより

 5日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 MCJ <6670> [東証2]  ★4-6月期(1Q)経常は69%増益で着地
 ◆21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比69.4%増の51.4億円に拡大して着地。国内パソコン関連事業の収益拡大が業績を牽引した。新型コロナウイルス感染症が拡大するなか、法人のリモートワーク需要や個人の巣ごもり消費需要などに合致した製品投入や営業施策を展開し、マウス、ユニットコムの2社が大幅増収を達成した。

 ソリトン <3040>   ★上期経常が5倍増益で着地
 ◆20年12月期上期(1-6月)の連結経常利益は前年同期比5.0倍の5.4億円に急拡大して着地。ITセキュリティ事業でテレワーク向けリモートデスクトップの販売が伸びたことが寄与。自社の製品とサービスの販売に注力したことで同事業の採算が大きく向上した。モバイル映像中継装置の拡大などで映像コミュニケーション事業が黒字化したことも大幅増益に貢献した。

 ロードスター <3482> [東証M]  ★上期経常が59%増益で着地
 ◆20年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比59.0%増の27.9億円に拡大して着地。不動産投資事業で4物件を売却したうえ、不動産賃貸収入も増加し、37.5%の大幅増収を達成したことが寄与。
  通期計画の37.4億円に対する進捗率は74.6%に達しており、業績上振れが期待される。

 イルグルム <3690> [東証M]  ★10-6月期(3Q累計)経常は5.5倍増益、3期ぶり復配へ
 ◆20年9月期第3四半期累計(19年10月-20年6月)の連結経常利益は前年同期比5.5倍の1億5500万円に急拡大して着地。主力のネット広告効果測定ツールは単価上昇や1月に買収したADPLAN事業が寄与し、収益が大きく伸びた。また、EC構築プラットフォームで契約更新が遅れていた事業者の売上高を一括計上したほか、EC業界の好調を背景にマージン収入が伸びたことも業績拡大に貢献した。
  業績回復に伴い、従来未定としていた期末一括配当を3.8円実施し、3期ぶりに復配する方針とした。

 住友精化 <4008>   ★4-6月期(1Q)経常は2.3倍増益で着地
 ◆21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.3倍の33.1億円に急拡大して着地。中国で衛生材料の原材料調達を優先する動きが一時的に拡大し、吸水性樹脂の販売が大幅に増加したうえ、原料価格が下落したことが寄与。水溶性ポリマーや微粒子ポリマーの販売が伸びたことも増益に貢献した。

 北越メ <5446> [東証2]  ★4-6月期(1Q)経常は3.5倍増益・上期計画を超過
 ◆21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.5倍の4億円に急拡大して着地。製品販売数量の減少や製品販売単価安で減収になったものの、主原料の鉄スクラップ価格や資材・エネルギー価格の下落などが寄与し、採算は大きく改善した。
  上期計画の3.2億円をすでに27.2%も上回っており、業績上振れが期待される。

 富士ソSB <6188> [東証2]  ★上期経常を3.9倍上方修正、通期も増額
 ◆20年12月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)を従来予想の1億円→3.9億円に3.9倍上方修正。官公庁や地方自治体からのスポット案件の受注増加や継続業務の追加受注、民間での継続案件の伸長などで、売上高が計画を18.4%も上回ることが利益を押し上げる。
  併せて、通期の同利益を従来予想の2.6億円→4.6億円に76.9%上方修正した。

 アイモバイル <6535>   ★前期経常を28%上方修正
 ◆20年7月期の連結経常利益を従来予想の17.5億円→22.5億円に28.1%上方修正。減益率が44.2%減→28.5%減に縮小する見通しとなった。ふるさと納税事業やアプリ運営事業が堅調に推移するなか、予定していたテレビCMの制作と放映の延期で販管費が減少したことが利益を大きく押し上げた。

 レーザーテク <6920>   ★今期経常は12%増で5期連続最高益・実質増配へ
 ◆20年6月期の連結経常利益は前の期比92.9%増の151億円に拡大して着地。続く21年6月期も前期比12.5%増の170億円に伸び、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は半導体メーカーがEUV(極端紫外線)リソグラフィを含めた先端ラインの積極投資を継続するなか、EUV関連装置を中心に販売が伸び、33.9%の大幅増収を見込む。
  併せて、前期の年間配当を55円→58円に増額修正。今期は49円とし、前期の株式分割を考慮した実質配当は15.3%増配とする方針とした。

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