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【市況】東京株式(大引け)=405円高、米株主導のリスクオンで2万3000円台乗せ

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 13日の東京株式市場は前日の米株高を受け上値追いが加速した。日経平均は400円を超える上昇でフシ目の2万3000円台を回復した。

 大引けの日経平均株価は前営業日比405円65銭高の2万3249円61銭と大幅高で3日続伸。東証1部の売買高概算は14億1149万株、売買代金概算は2兆5583億2000万円。値上がり銘柄数は1478、対して値下がり銘柄数は615、変わらずは80銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前日の米国株市場がワクチン開発期待を背景にハイテク株を軸に大きく買われたことを受けてリスクを取る動きが強まった。東京市場でも時価総額上位の大型株を中心に買いが集まり、日経平均は寄り付き段階でフシ目の2万3000円ラインを突破した。日米金利差拡大を背景に外国為替市場で1ドル=106円台後半と円安で推移したことや、米国株市場でフィラデルフィア半導体株指数が最高値を更新したこともあって、ここ売りに押されていた半導体関連などが買われ全体相場を牽引した。日経平均は一時470円あまり上昇、その後は引けにかけ伸び悩んだものの400円を超える上昇で着地、2月下旬以来約半年ぶりの高値水準まで浮上している。全体売買代金も前日とほぼ同水準で2兆5000億円台と活況だった。

 個別では、ソフトバンクグループ<9984>が断トツの商いをこなし高く、任天堂<7974>も物色人気。ソニー<6758>も活況高。ファーストリテイリング<9983>も上昇した。東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>など半導体関連も買われた。日本電産<6594>も堅調。アステリア<3853>、アトラエ<6194>、チェンジ<3962>、IBJ<6071>、GMOクラウド<3788>などはストップ高。LIFULL<2120>、大幸薬品<4574>なども値を飛ばした。

 半面、東京海上ホールディングス<8766>が冴えず、三井不動産<8801>も軟調。昭和電工<4004>も売りに押された。ダントーホールディングス<5337>が大きく利食われ、大真空<6962>、CKD<6407>などが大幅安。横河電機<6841>、フィックスターズ<3687>、システム情報<3677>なども大きく値を下げた。蛇の目ミシン工業<6445>、クラレ<3405>も安い。

出所:MINKABU PRESS

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