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【材料】エフ・ジェー・ネクスト---マンション販売は回復基調。直近7-9月期(2Q)の経常利益は前年同期比4.4%増

FJネクスト <日足> 「株探」多機能チャートより

エフ・ジェー・ネクスト<8935>は2日、2021年3月期第2四半期(20年4月-9月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比26.6%減の314.59億円、営業利益は同36.7%減の30.44億円、経常利益は同37.2%減の30.08億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同36.4%減の19.56億円となった。なお、当第2四半期会計期間(20年7月-9月)の連結経常利益が前年同期比4.4%増の21.81億円となるなど、業績は回復基調で推移している。

不動産開発事業の売上高は前年同期比31.3%減の265.58億円、セグメント利益は同43.8%減の23.55億円となった。緊急事態宣言発令下における営業活動の一時自粛等により、前年同四半期を下回る業績で推移したが、新築マンションを中心に販売状況は回復基調にあり、概ね計画どおりに進捗した。以上の結果、新築マンション売上高133.60億円(464戸)、中古マンション売上高96.24億円(392戸)、その他収入35.72億円となった。

不動産管理事業の売上高は前年同期比9.6%増の15.33億円、セグメント利益は同10.1%増の4.36億円となった。同社グループ開発物件の新規管理受託により管理件数が増加し、賃貸管理戸数は16,234戸、建物管理棟数は299棟となった。

建設事業の売上高は前年同期比26.8%増の29.54億円、セグメント利益は同39.8%増の2.89億円となった。マンション建設及び大規模修繕工事を中心に受注は堅調に推移し、また工事についても概ね計画どおりに進捗した。

旅館事業の売上高は前年同期比12.1%減の4.13億円、セグメント損失は0.61億円(前年同期は0.19億円の損失)となった。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う各自治体の休業要請を受け、4月下旬から5月中旬にかけて4旅館の全てを休館したこと等により、来館者数は前年同四半期を下回った。なお、「Go Toトラベルキャンペーン」などの需要喚起施策により、夏季以降の稼働率は前年を上回って推移している。

2021年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比16.3%減の710.00億円、営業利益は同28.0%減の75.00億円、経常利益は同27.4%減の75.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同25.7%減の50.00億円とする、5月8日に公表した連結業績予想を据え置いている。

《ST》

 提供:フィスコ

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