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【特集】2020年【投資テーマ】年間ランキング <年末特別企画>

JPX日経400 <日足> 「株探」多機能チャートより

 今年、注目された「投資テーマ」を「株探」パソコン版へのアクセス状況を元に年前半、年後半、年間に分けて紹介します。

 今年最もアクセス数を集めたのは、「デジタルトランスフォーメーション(DX)」で昨年首位だった「5G(第5世代移動通信システム)」を抑えてトップとなった。IT(情報技術)を活用してビジネスモデルやサービスを変革するDXは企業の競争力向上を図る施策として近年注目されていた。今年は新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の停滞を受け、企業は収益確保や勤務態勢の見直しなどが迫られるなか、その対処にはDXの推進が欠かせないことから注目度がさらに高まった格好だ。

 2位は「5G(第5世代移動通信システム)」で昨年から好人気が続いている。3位に「コロナウイルス 」、4位に「テレワーク」、6位に「マスク」が新型コロナ感染拡大で注目されランクインした。そのほか、「人工知能(AI)」と「半導体 」はDXと同様に年前半、年後半、年間のすべてでトップテン入りしており、市場で常に注目されていることがわかる。

 年間の前半と後半で分けて見ると、前半のトップテンは新型コロナに関わるテーマが上記年間の4つに、「巣ごもり」と「遠隔医療」が加わり6つがランクインと過半以上を占めた。年後半では来年が本格普及期に入るとみられる「電気自動車」が2位に急浮上したほか、菅義偉首相が2050年までに温暖化ガスの排出を実質ゼロにする目標を掲げたこともあってクリーンエネルギーの「再生可能エネルギー」が5位にランクインした。代替エネルギーとして注目された「水素 」も昨年50位圏外から10位に急浮上した。来年は脱炭素に関連するテーマが幅広く注目されそうだ。

 半面、昨年トップテンにランクされていた「バイオテクノロジー関連」や「キャッシュレス決済」、「半導体製造装置」は大きく順位を下げた。


●2020年【前半】(1月~6月)         ●2020年【後半】(7月~12月)
1.5G(第5世代移動通信システム)       1.デジタルトランスフォーメーション(DX)
2.コロナウイルス               2.電気自動車
3.テレワーク                3.2020年のIPO
4.マスク                  4.5G(第5世代移動通信システム)
5.人工知能(AI)              5.再生可能エネルギー
6.デジタルトランスフォーメーション(DX)  6.サイバーセキュリティ
7.半導体                   7.全固体電池
8.バイオテクノロジー関連          8.半導体
9.巣ごもり                 9.人工知能(AI)
10.遠隔医療                 10.水素


●2020年【年間】ランキング
1.デジタルトランスフォーメーション(DX)
2.5G(第5世代移動通信システム)
3.コロナウイルス
4.テレワーク
5.人工知能(AI)
6.マスク
7.半導体
8.サイバーセキュリティ
9.電気自動車
10.2020年のIPO
11.全固体電池
12.再生可能エネルギー
13.遠隔医療
14.巣ごもり
15.バイオテクノロジー関連
16.JPX日経400
17.TOPIXコア30
18.水素
19.半導体製造装置
20.クラウドコンピューティング
21.旅行
22.SaaS
23.教育ICT
24.ゲーム関連
25.電子政府
26.ソーシャルゲーム
27.eコマース
28.2019年のIPO
29.外食
30.国土強靱化(インフラ整備)
31.インバウンド(訪日外国人)
32.IT関連
33.マイナンバー
34.ドローン(無人飛行機)
35.防衛
36.食品スーパー
37.太陽光発電
38.量子コンピューター
39.情報セキュリティ
40.スマホゲーム
41.リチウムイオン電池
42.インフルエンザ
43.親子上場
44.医療機器
45.中国関連
46.東京オリンピック(東京五輪)
47.地方銀行(地銀)
48.ホテル
49.ワクチン療法
50.原油安メリット

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