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【通貨】豪ドル週間見通し:底堅い展開か、株価動向見極めへ


■上昇、欧米の経済・政治的リスク後退で買い優勢

先週・今週の豪ドル・円は上昇。英国と欧州連合(EU)の通商協定合意に続き、米国で追加経済対策・歳出法案が成立し、国民への支援継続や政府機関の閉鎖回避が決まったことを受けて、リスク選好的な豪ドル買い・円売りが優勢になった。また、豪保健省が「新型コロナウイルスワクチン接種計画を3月初めに早める」と発表したことも好感された。取引レンジ:78円48銭-80円93銭。

■底堅い展開か、株価動向見極めへ

来週の豪ドル・円は底堅い展開か。新型コロナウイルス感染の拡大を受けて、英独米日などで行動制限が強化される状況だが、ワクチンの実用化により過度の懸念は後退気味とみられる。米国では大統領、連邦議会の上院・下院の多数派を民主党が取り、財政支援やインフラ投資拡大期待から株高となったが、増税への警戒感も根強く、今後の株価動向見極めへ。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・11日:11月小売売上高改定値(速報値:前月比+7.0%)

予想レンジ:79円50銭-82円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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