【市況】２６日の株式相場見通し＝続伸、米株高受けリバウンド継続

　２６日の東京株式市場は、広範囲に買い戻され日経平均は続伸しそうだ。前日の米国株市場ではＮＹダウをはじめ主要株指数が揃って３日ぶりに反発。新型コロナワクチン普及期待から景気敏感株中心に買いが集まった。もっとも、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数の上げは小幅にとどまっており、市場のセンチメントが大きく改善しているわけではない。ただ東京市場では既に売り一巡感があり、前日には突っ込み警戒感から日経平均株価が５日ぶりに反発するなどリバウンド局面に移行している。外国為替市場で円安が進んでいることや、３月期末を目前に駆け込みでの配当権利取り狙いの買いが想定されることなども追い風となり、２万９０００円台を回復する場面も予想される。

　２５日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比１９９ドル４２セント高の３万２６１９ドル４８セントと３日ぶりに反発。ナスダック総合株価指数は同１５．７９０ポイント高の１万２９７７．６８０だった。

　日程面では、３月の東京都消費者物価指数が朝方取引開始前に発表される。また、ジャスダック市場にイー・ロジット<9327>、マザーズ市場にブロードマインド<7343>が新規上場する。海外では、２月の米個人所得・消費支出、３月の米消費者態度指数（ミシガン大学調査・確報値）、３月の独Ｉｆｏ企業景況感指数など。

出所：MINKABU PRESS