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【材料】ソフトバンクGは強弱観対立、きょう決算発表控え思惑が錯綜

 ソフトバンクグループ<9984>は強弱観対立で売り買いが錯綜する状況となっている。同社株に対するマーケットの注目度は高く、前日は1900億円の売買代金をこなし全上場企業のなかで群を抜く水準をこなした。株価は前日終値ベースで660円あまりの急落に見舞われたが、これは米ハイテク株安が加速するなか、同セクターに積極投資を続ける同社収益への影響が懸念されたもの。しかし、ハイテク株比率が高いナスダック市場は足もと下げ渋る動きをみせるなど調整一巡感が出ており、連れて同社株への売り圧力もやや弱まってきた。一方、同社の足もとの業績は世界的な株高効果もあって好調を極めている。きょう21年3月期の決算発表を控えているが、最終利益が5兆円に迫る水準と観測され、国内企業では過去最高の利益水準を達成したとみられている。これを背景に目先は1万円大台を大きく割り込み値ごろ感が生じている株価に買い向かう動きも表面化している。

出所:MINKABU PRESS

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